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「男子うるさァァい!!!」と怒鳴る委員長の方がうるさかったりする ページ18

「銀さん、本当に大丈夫なんでしょうか....」

「俺が知るかよ、」

「目を覚ましてくれることを願うしかないネ。」



そんな誰かの言葉は、最初はまだただの音として聞こえてきた。


ゆっくりと瞼を開いた。


すると三人の顔が私を覗き込んできた。

途端に彼らは顔を見合わせて声をあげる。

「目を覚ました!やった!Aさん起きましたよ!!姉上!姉上!!」

「A──!!オマエなら必ず目を覚ますって信じてたアルよ──!!!」

「おいてめーら!!怪我人の前で騒ぐんじゃねぇ!!お妙──────!!!」

「いや、アンタの方こそ騒いでるじゃないですか!!!」

「そうヨ!銀ちゃんが一番うるさいネ!」


まだ微睡んだ私を叩き起すかのように三人は慌ただしく騒ぎ始めた。


(な、何だ...?)


「姉上ー!Aさんが目を覚ましたー!!」

慌てた大声と共にドタバタと足音が遠のいていく。





「おい、おいA。俺が分かるか?」

体を起こそうとすると、


「っぐあっ!!」

脇腹を痛みが襲った。


「バカ!無理に起きるんじゃねぇ!安静にしとけって医者に言われてんだぞ。」


さっき騒ぎ立ててたヤツがいう台詞じゃないな、とツッコむような目で彼を見つめる赤毛の少女と、

銀髪の見覚えのある顔が深刻な表情で眉間に皺を寄せているのが目に映った。



そして昨日立て続けに起きたちゃらんぽらんな出来事が、全て夢でした、という典型的な漫画のオチで終わらなくなってしまったことに気が付く。






さっきの騒々しさで意識が冴えたので、


「...銀さん。」


私は彼の名前を思い出すかのように呼んだ。


「ああ、銀さんだぞ!それより、お前、何があったんだ。」





そうだ。


彼の言う通り、何が起こったのか分からないことが起こったのが昨日の事実だ。





「その」


言いかけたとたん、襖がスパンッ!と鋭い音を立てて勢いよく開いた。


その拍子で部屋にいた誰もが両肩をびくんと波打った。


「本当だわ、良かった!」

知らない声がしたかと思うと

「あぁアネゴ!静かにしないとダメあるヨ!」

神楽ちゃんが窘め、ごめんなさい、と反省する姿を見せた女性。


(この人は、まだ会ってない人だよな....)


その女性が正座すると、新八くんも腰を下ろした。





「Aちゃん、具合はどうかしら?」


彼女は女性らしい声で優しく私に声をかけてきた。





とても綺麗な人で、大和撫子という言葉がピッタリだな、なんて事を呑気に思った。

つーかサーベルタイガーって何→←漫画の戦闘シーンなどで彼らが負う怪我の痛みを想像したことはあるか



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のと丸(プロフ) - 雪華さん» わー!鋼錬の小説で、コメントして下さった方ですよね!ありがとうございます!(´∀`*)続編というか、新作ですが;; (2019年7月15日 9時) (レス) id: 3187970ecf (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 続編おめでとうございます! (2019年7月15日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
のと丸(プロフ) - みぃさん» 初めまして!コメントありがとうございます!!ご感想とても嬉しく、励みになります!。°(°´∀`°)°。銀魂の小説は初めてなので至らないところがあるかもしれませんが、今後とも楽しんで下さい(´▽`*) (2019年7月13日 16時) (レス) id: 3187970ecf (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めましてです!とても面白いです!この作品が大好きです。更新頑張ってください! (2019年7月13日 16時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のと丸 | 作成日時:2019年7月10日 22時

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