世間知らず、ハンター試験を受ける【H×H】

インスタ映え ページ13

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_____飛行船乗船後




合流した3人からの心配と、キルアから「トイレ長すぎだろ！」と若干の罵倒を受けつつ、なぜ二次試験がやり直しになったのかの話を聞いた




話によると、どうやら豚を飾りつけて出したが参加者ほぼ全員が食べてすらもらえなかったらしい


…なぜ豚を飾りつけようと思ったんだろう。インスタ映えでも狙ったんだろうか。アホなのか





…その後は、マフタツ山に到着。

さくっとクモワシの卵を取り、ゆで卵の美味しさに感動するだけという何の盛り上がりもない展開を経て





『____さて、何しよう』



現在__私たちは第三次試験会場へ向かう飛行船の中にいる。



ネテロさんとビーンズさんの挨拶が終わるや否や、ゴン君とキルアは船内の探検に、レオリオとクラピカは仮眠室へ向かってしまった





男女の仮眠室は別れているからどちらにしろ私は一人になってしまうわけなのだが、ちょっとだけ寂しい



これだから奇数は！！





『……うーん…』


…食堂にご飯はあるらしいけど、一人で食べるのも寂しいし。





『…シャワーでも浴びるか』



しばらく悩んだ挙句、シャワーを浴びて寝る。という結果に落ち着いて、一人シャワー室へと足を運んだ





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『はぁ…生き返った…』




さっさとシャワーを浴び終えると、水を一杯飲み干す



空になった紙コップを潰してゴミ箱に投げ、今度は髪を乾かすべくドライヤーを手に取って




『…』


ふと思い出すのは、さっきの事。




恥ずかしいところを見せてしまった。というのもそうだけど何よりヒソカの考えがわからない


ありがたいことに二次試験はやり直しになったが、もしそうでなければおそらくあいつも不合格になっていた



不合格の危険に晒されてまで私の頼みを聞いてくれた…というか、私を相手にする理由は何なんだろうか。



試験中のヒソカを見る限り、少なくとも交友関係が広いようには見えない。わざわざヒソカに近づく物好きもいないし、あいつ自身も他人に無関心なのだ




だというのに、なぜ。



…ちゃんとお礼がしたいし、話が聞きたい。





『まだ、起きてるかな』




考えていたら居ても立っても居られず、ドライヤーを諦めて湿った髪のまま更衣室を後にした

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