野宿回避 ページ14
「ああ。ただいま」
片手を上げて返事をするイルミさんとおじさんを交互に見て、はて。と首を傾げる
「初めまして。あたしはゾルディック家の使用人のゼブロです」
『私はAです。初めましてゼブロさん』
私の視線に気付いて自己紹介をしてくれたゼブロさんに頭を下げれば「貴女がA様でしたか」と突然慌て出して
「大変失礼致しました。旦那様からお話は伺っておりますよ」と
『話を伺ってる…？』
「親父にキミを連れて帰るって連絡したのはついさっきだけど…もう話がいってたの？」
「左様でございます」
「へえ」
そうか、イルミさんの他にも家族の方達がいるのか。と改めて門の向こうを見つめる
「…そうだ。この子が扉開けられるまでゼブロのところで面倒見てやってくれない？」
イルミさんのそんな言葉に、ニコニコしながら「もちろんです」と頷いたゼブロさん
『…え、いいんですか？ありがとうございます…！』
「よかったね。野宿回避じゃないか」
『イルミさんが言うと煽られてる様に感じますね』
「じゃあ後は頼んだよ。オレは用があるから」と言い残して、イルミさんは一瞬でその場からいなくなってしまった
『ゼブロさんがダメって言ったら本気で野宿させるつもりだったのか…』とその人が立っていた場所を恨めしげに睨めば
なんとなく察したのであろうゼブロさんが「お疲れでしょうから、早速我々の屋敷に向かいましょうか」と声をかけてくれた。優しい。
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ゆら(プロフ) - 紗蘭さん» わぁぁぁすっごくすっごく嬉しいです！！ありがとうございます頑張ります…！ (2021年8月17日 13時) (
レス) id: 65f7be7df1 (このIDを非表示/違反報告)
紗蘭 - 夢主ちゃんのキャラとか、イルミさんとの絡み方とか、すごく好きです…！！更新楽しみにしてます！ (2021年8月16日 23時) (レス) id: 579f6ff34b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆら | 作成日時：2021年7月19日 15時
