【銀魂】面と向かって、ハキハキと【名探偵コナン】

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松陽が沢山チョコを貰ってきてくれたおかげで、当分おやつには困らない。


あ、でも、食い意地の張っている私と松陽の事だから、よく考えて食べないと直ぐになくなるな。


一日何個ずつにしようか。本当は一日箱単位で食べたいんだけど。








……とりあえずチョコの事は置いといて。



クッキーをいつ渡そうか。



ご飯を食べた後にしようと思ってはいるけど、具体的には全く考えていない。




頭の中で色々と考えながら、体はテキパキとおかずをつぎ分けている。









松陽「戴きます」



『召し上がれ。
…そういえば生徒だけじゃなく同僚からもチョコ貰ってたけど、アンタ、ガキ以外にもモテるの？』



松陽「モテませんよ…。義理チョコです。義、理」





うんうん。そりゃそうだ。


子供には人気だが、大人はどうだろう。そういう話は聞いたことがない。

そもそも顔は良い方だとは思うけれど、ロン毛うざったいし、ニコニコ胡散臭いし、こんな奴を好きになるなんて相当な物好きだ。




……あれ、物好きなの、私。









.









松陽「御馳走様でした」


『お粗末様でした』








食べ終わっちゃったよ。




松陽はソファで本を読んでいる。




……覚悟を決めろ。ただ渡すだけだ。なんて事ないだろ。








『…し、松陽』




松陽「どうしました?」




松陽が本から顔を上げてこちらを見る。




『コレ、歩美ちゃんと哀ちゃんと作りました。よかったら、どうぞ』




松陽が少し驚いたような顔になる。

まぁ、今までバレンタインデーにお菓子とか渡したことないし、当然か。




松陽「ありがとう」

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