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居場所 29 ページ2

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桂さんに手を引かれ連れられたのは


あまり人気の少ない場所でひっそり佇むお店



A「…北斗心軒…?」


桂「あぁ、そうだ」


A「…で、あの…ずっと
気になってたんですけど…この子は」



そう言うと私は桂さんの隣にいる
ペンギンおばけを指さした



桂「あぁ、エリザベスだ」


A「エリザベス…?」



桂さんに紹介されると
エリザベスは「よろしく」
という看板をこちらに向けてきた



A「…は、はい…よろしく、です」



そんな話をしながら私も諦め
私達は北斗心軒の暖簾をくぐった。



幾「いらっしゃい。…ってアンタか
…あ、あの時の女の子もいるの?」


桂「俺は蕎麦を頼もう」


幾「いや、話聞けよ」


A「………」



やっぱりなんか私場違い感…



幾「…あ、ええと、私の事は彼から聞いてる?」


A「あっ、ええと、幾松さん、ですよね?
私はAと言います…よろしくお願いします」


幾「ん、よろしくね。さ、注文は?」


A「ええと、ラーメンで…」



あれ、私、溶け込めてる…かな?

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年2月14日 9時

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