真選組の薬屋さんは愛され過ぎて狙われる 第参錠目。【銀魂】

未知の七錠目。 ページ41

近藤「おい、待て待て！！どういう発想でそんなんになるんだ！！」

「は？だから、この子__あ、真琴っていうんだが、両親が攘夷浪士と繋がってる。殺る必要はないけど刑罰は受けてもらわねぇとな」

沖田「A、落ち着け」

「私は至って冷静。落ち着いてる。それとも何？浪士共と繋がってるのに処っぴくのか嫌なの？」

近藤「お前、おかしいぞ」

「どうとでも。真琴、家はどこか分かるか？」

真琴「え、と……住所は…………」

住所を軽く覚えていたようなのでそれを聞き出し屯所から出る。

後ろから制止の声が聞こえるけど無視した。

…………………私、変わったな。







「ここ辺りか」

歌舞伎町の外れにある町。

裕福とは言えない人々が住んでいる場所。

昔の自分を思い出して胸焼けがする。

「どこにいる………」

すると目の前に男女が通りかかる。

ちょうどいい。

「失礼。私、こういう人間なんだが、ちょいといいか？」

女「ｯ、ち、違うわ！」

「まだ何も言ってねぇ。もしかして真琴の両親か？」

男「おい！！なんでばらすんだよ！！阿呆が！」

へぇ…………こいつらが売り飛ばした馬鹿共ってか。

「ご同行願おうか。嫌なら運びやすく殺るが」

すると男は青ざめ背を向けて走る。

女を置いて。

私は懐からクナイを出し男を掠めさせる。

「次はここだ」

頭を指差すと二人はガクガクと震える。

女「なにが悪いのよ！！私が産んだ物をどうしようと勝手_______」

その言葉は途切れた。

足蹴で押し倒し首ギリギリに刀を突き刺す。

「所有物、ねぇ…………じゃあ、アタシがアンタを買って遊郭にでも売り飛ばそうか」

女「ﾋｨｯ！！」

男「た、頼む！！命だけは………！！」

女「もうしないから、許して！！」

「もうしない？生死を決める権限はアタシらにはねぇ。幕府(ｵｶﾐ)が決めることだ。浪士共と関わってたし、下手したら打ち首獄門。仲良くお二人で、な」

？「………………おい」

後ろから声が聞こえる。

「十四郎」

凄い形相の十四郎だった。

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ラッキーキャラクター

近藤勲

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