【テニプリ】青学のツンデレマネージャー

地区予選開始！ ページ16

＿

レギュラーたちのベンチを見てみると



大「英二」


菊「ん」



大「ほい」


菊「サンキュー」



お互いが欲しいものが言葉にしなくても分かっている


対して桃城と越前は


桃「越前ー、それ取ってくれ」


越「それって何？」


桃「お前の尻の下にあるそのタオルだ！！」



まったく息があっていない



『…あの二人コントでもやってるの？』



そして第一試合ダブルス2




青学 桃城・越前ペア



VS



玉林 泉・布川ペア






Aはいつかのように指のフレーム越しに玉林中のペアを覗いた




『体力面は勝ってるわ』


堀「朔間先輩、相手の相性とかって見れないんスか？」



『見れてたらとっくにやってるわよ、それにそう言うのはアンタの方が得意でしょ』


ねぇ乾



乾「まぁね」



メガネをクイッと上げた




桃「よし越前！阿呍戦法いくぞ！」


越「ウイース」



二人は拳を軽くぶつけ合った



菊「阿呍戦法…？なんだそれ Aちゃん知ってる？」



『知らないわ、アンタは？』



乾「いーや…」



そしてゲームが開始された



サービスは玉林から



難なく越前が返す


そしてまた返ってきたボールはコートの真ん中に



桃「阿ーっ！」



越「呍ー！」


その掛け声で息があったのか桃城が返した



『…これが阿呍戦法……？』



カ「息合ってるけど…」


カチ「恥ずかしいね…」


堀「うん…」



『あ、バカ！』


前衛の桃城の後に打たれた球を越前が返した



するとコート半分がら空きだ



そこを狙われ点を奪われた




《15-40！》



『真ん中以外はできないのね…』



ここから玉林が追い上げ、ついに青学に追いついた



堀「朔間先輩、乾先輩、陣形…って ダブルスってシングルスとそんなにかってが違うんですか？」



『そうね…乾、』



乾はそこら辺に落ちてた木の枝で地面にコートを描いた


乾「これが基本的なダブルスの陣形…例えば……」



初心者にもわかりやすい説明をする乾



乾「桃と越前の場合一人一人の守備範囲がめちゃめちゃ広い」



『逆に広すぎてほとんど自分で追いつけるのよ』


だからこそ自分たちで穴を開けてしまうわ



乾「そういうこと」



そして最初のサービスゲームを玉林に取られてしまった



《コートチェンジ！》





『気合い入れなさいよ！』



桃「わかってますって！」


越「ウイース」



少し責めてるようにも聞こえるが、精一杯の応援だ

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