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少々書き方を変更します。セリフの頭にある人物の頭文字を消しました。
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ふと目が覚めた。皆が寝静まってるお陰か波の音がよく聞こえる。
右腕を軽く回して異常がないか確認するが、流石と言うべきか、撃たれた傷は跡形もなく消えていた。
ただ、ふと首に違和感を感じて視線を落とせば、いつもそこにいるあの色がない。慌てて辺りを見渡すと、すぐ隣の棚に置いてあるのを見つけて手に取る。手のひらに収まる紅色にホッとしながら、眠る前の出来事を思い出して気が重くなった。
怒られたことはあるが、あんな顔をさせたのは初めてだった。いつも能天気に笑っている船長の面影は消え、苦しいような、悔しいような、悲しいような…そんな感情を混ぜ合わせたような顔だった。
ネックレスをつけ外に出れば、ひんやりとした潮風が頬をなでる。潮の匂いが久しぶりに感じた。
「もう体調はいいのか」
「……っベックマン、でしたか」
突然声を掛けられ、思わずビクリと肩を震わせたが、声の主が分かりAはそっと息を吐いた。
その反応にベックマンは思わず口に笑みを溢した。
「お頭じゃなくて安心したか？」
「そういうわけじゃないですけど……顔、合わせづらくて」
複雑そうな顔で海に目を向ける姿に、ベックマン堪えられずクツクツと笑った。これじゃあまるで、親に怒られた子供が次にどうやって会話をしようか探っているようではないか。
自分が気遣われているということに慣れていないのだろう。そんな当たり前のことに戸惑うAに、ベックマンはやるせなさでほんの少し目を伏せた。
「事情はヤソップ達に聞いたが、なんでお頭があんなに怒ったと思う？」
「……」
それをさっきから考えていたのだが、全く分からず無言で首を横に振った。
ベックマンはそう答えると分かっていたようで、一言ずつ噛み砕くように説明した。
「お前はその能力の使い方がなってねぇってお頭に言われたんだろ？あの修行は何の意味があったと思う」
「……必要以上に能力を使わない」
「そうだ。つまり自分を傷つけるなってことだ。お前は仲間だけじゃなく、自分も守らなきゃいけねぇ。だから怒ったんだよ、お頭も俺たちも」
「ベックマン達も……？」
熱のせいか、あどけなさが残る顔でコテンと首を傾げたAにベックマンは苦笑した。
まったくこの娘は、もっと自分が大事にされていることを知った方が良い。
終わり
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文ストオタクの一般人 - お、おわり、、、面白すぎました！文ストもみてきます‼(●´ω｀●) (2023年3月17日 14時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！映画のお陰でもっと赤髪海賊団の活躍を見たくなりました…！ (2022年8月30日 17時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
M - いや、最高‼︎‼︎主さんの小説すごい好きで何回も見返してますw自分もREDの映画見たんですがシャンクス率いる赤髪海賊団死ぬほどかっこよかった^^; (2022年8月28日 1時) (レス) @page33 id: 475c50d0b5 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - 竜胆さん» どうぞお気軽に！ (2022年8月22日 13時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - YYさん» やばかったですよね…幹部達がみんな一巻から登場してるって言うのが…ww 時々コメントに顔出しますねww (2022年8月21日 20時) (レス) id: 32faf97f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YY | 作成日時：2020年1月27日 16時
