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船は戻ってきたシャンクスを見て、ベックマンは軽く眉を寄せた。
シ「Aは」
べ「弾は取り出した。肺をかすっていたが今はもう塞がっている。だが、傷のせいで熱がかなり高いから今は絶対安静だ。…いくなら、その全身の返り血をどうにかしてからにしてくれ」
そう言われてシャンクスはふと自分の姿を見て首を傾げる。
シ「そんなにひでぇか？」
べ「少なくともその格好で部屋に入ったら掃除させるからな」
返り血を流した後、部屋に訪れると穏やかに寝息を立てているAにシャンクスは安堵の息を洩らした。
気配を感じてか、もぞりと動き熱で潤んだ目をボンヤリとシャンクスに向ける。
シ「ん、起こしちまったか。今は寝てろ、説教は治ってからだ」
Aは意味が理解できず、シャンクスの言葉を頭の中で何度か反復する。
説教…？
弾が当たる前に守ったのに
それが私の役割なのに
前の船でも『守ったから怒られた』ということは一度もなかった。だから、どこに非があったのか分からない。
「ほめて、くれないんですか…？」
熱で朦朧としながらそう呟いたA。
恐らく口にだしたつもりはないのだろう。が、その意図を理解した時、シャンクスの中で何かが切れた。
シ「っばかやろう！！！冗談でも二度とっ…、二度とそんなこと口にすんじゃねぇ！！」
怪我人だということも忘れてシャンクスはAに掴みかかった。初めて声を荒げられ、何も言えずにAはただシャンクスを見つめる。
騒ぎを聞きつけたヤソップ達によって引き離されたが、まだ気が収まらないのか拳を固く握りしめ、「頭を冷やしてくる」と言って部屋から出ていった。
その一連に、Aは一言も発せずに呆然としている。
ヤ「お頭はお前が心配で、ちと気が立ってるんだ。気にしねぇで寝とけ」
そう言って優しく頭をなでるヤソップに、眠気が襲ってきたのかAはうつらうつらと頷く。
目を閉じると先程のシャンクスの顔が浮かび上がってくる。怒られたこともそうだが、なにより驚いたのはあの顔を向けられたことだった。
(なんで、あんなに苦しそうな…)
その答えが出ないまま、Aは深い眠りへと落ちていった。
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文ストオタクの一般人 - お、おわり、、、面白すぎました！文ストもみてきます‼(●´ω｀●) (2023年3月17日 14時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！映画のお陰でもっと赤髪海賊団の活躍を見たくなりました…！ (2022年8月30日 17時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
M - いや、最高‼︎‼︎主さんの小説すごい好きで何回も見返してますw自分もREDの映画見たんですがシャンクス率いる赤髪海賊団死ぬほどかっこよかった^^; (2022年8月28日 1時) (レス) @page33 id: 475c50d0b5 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - 竜胆さん» どうぞお気軽に！ (2022年8月22日 13時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - YYさん» やばかったですよね…幹部達がみんな一巻から登場してるって言うのが…ww 時々コメントに顔出しますねww (2022年8月21日 20時) (レス) id: 32faf97f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YY | 作成日時：2020年1月27日 16時
