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シ「やだ！俺も名前がいい！」
「駄々っ子ですか…。ベックマンからもなんとか言ってください」
シ「なんでベックは名前なんだよ！？」
「みんながそう呼んでいるのでそれでいいと」
副船長と呼ぶか迷ったがヤソップ達、もといベックマン本人が名前でいいと言った。ただしそれがヤソップ達の企みだということにAは気づいていない。
船長から恨みがましい視線を向けられたヤソップ達は慌てて目を逸らす。
シ「テメェら…船長イジメて楽しいか！！」
ヤ「泣くこたぁねぇだろ、お頭…」
涙目のシャンクスに周りは呆れたように笑う。
おおよそ海賊とは思えない会話に、Aはほんの少しだけこの先を不安に思ったのであった。
♢
べ「こいつをお頭のとこに届けてきてくれ。あとついでに…お頭の機嫌も直してこい」
「…私が、ですか」
べ「ずっとあんな不貞腐れてちゃ敵わねぇからな。それに、お前にしかできないことだ」
前者を聞かなければなんで嬉しい台詞なのだろう。まさかこの船に乗った最初の仕事が船長の機嫌直しだとは思わなかった。
確かに私のせい…なのか？
少々(いや、だいぶ)腑に落ちないままAはシャンクスの部屋へと向かう。
「お頭、入りますよ。ベックマンから書類を預かってきました。確認を、…お頭」
部屋にいるシャンクスを見てAは言葉を切った。
この顔をどこかで見たことがあった気がする。そうだ、ダンの不貞腐れた顔とそっくりだ。一体何がそこまで嫌なのか…
まるで子供のように拗ねるシャンクスに溜息をつく。
「朝言ったように新入りの私が名前で呼んでしまっては示しがつきません。…なので、二人の時ならいいですか、
…シャンクス」
(あ、分かりやすい)
Aの言葉を聞いた途端、シャンクスはまるで光がさしたかのように表情が明るくなり、満面の笑みを浮かべた。
…思わず可愛いと思ってしまったのはここだけの秘密だ。
その後、上機嫌で部屋から出たシャンクスを見て首を傾げる船員達が甲板のあちらこちらで見かけられた。
ヤ「いやに機嫌が良いじゃねぇか。さっきまであんなに不貞腐れてたってのに。なにしたんだA？」
「…下がいると扱いに慣れるものですよ」
ヤ「暗にガキだって言ってねぇか…？」
さらりと自船の船長をガキ扱いしたAにヤソップは面白いやつが入ってきた、と楽しそうに笑った。
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文ストオタクの一般人 - お、おわり、、、面白すぎました！文ストもみてきます‼(●´ω｀●) (2023年3月17日 14時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！映画のお陰でもっと赤髪海賊団の活躍を見たくなりました…！ (2022年8月30日 17時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
M - いや、最高‼︎‼︎主さんの小説すごい好きで何回も見返してますw自分もREDの映画見たんですがシャンクス率いる赤髪海賊団死ぬほどかっこよかった^^; (2022年8月28日 1時) (レス) @page33 id: 475c50d0b5 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - 竜胆さん» どうぞお気軽に！ (2022年8月22日 13時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - YYさん» やばかったですよね…幹部達がみんな一巻から登場してるって言うのが…ww 時々コメントに顔出しますねww (2022年8月21日 20時) (レス) id: 32faf97f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YY | 作成日時：2020年1月27日 16時
