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急に持ち上げられて驚き、思わずシャンクスの首に腕を回す。
「少し休めば歩けます！」
シ「馬鹿言うな。んなフラフラのお前を一人にできるか」
「…血で汚れますよ」
シ「おー、じゃあ明日服でも買いに行くか」
結局何を言っても、のらりくらりと躱されるので諦めて大人しくした。
少し歩いたところでシャンクスが口を開いた。
シ「…痛かっただろ」
「慣れましたよ、こんなの」
痛みなんてあいつの船に乗ってからは嫌でも慣れた。
どうせ治るのだから少し耐えればいい。
それを言うと、シャンクスはますます顔をしかめた。
シ「治ったって痛ェもんは痛ェ。…思ったんだが、お前はなんで痛みから逃げねぇんだ？」
「…っ」
この人の言葉は、いつも私の心をついてくる。
こちらを見つめてくる目に全てを見透かされるようで、私はシャンクスの腕から飛び降りて地面に着地した。
シ「あ、おい」
「もう歩けます。それに、おじさんに負担はかけられませんからね」
シ「俺はまだ20代だ！！」
ギャンギャン言ってるシャンクスを後ろに聞きながら私は髪をかき上げた。
気にしてくれたシャンクスには悪いが、髪を切られたことで少し身が軽くなった気がする。
あの船に乗っていた頃に伸びた髪が切り落とされた、そんな単純な理由に自分でも可笑しくなって笑った。
シ「…！お前…」
「ほら、船が見えてきましたよ。行きましょう」
何か言いたそうだったが、私は何も聞こえないフリをしてシャンクスの先を歩いた。
ヤ「お、やっと帰ってきたな！やっぱ迷子にでもなって…」
ル「イメチェンか？服も新しいのを…」
と、それぞれの言葉が途切れた。帰ってきたAの格好を見て。
髪を切ったのは散髪という線があるからまだ分かる。
だが、一瞬でも普通の服だと見間違えるほど服が血に染まっているのは一体どういう事だ。
「迷子じゃないです。子供扱いしないでください」
Aは若干むすっとした表情で反論するが、ヤソップ達はそれどころではない。
ヤ「お…お、お前！ど、どうしたんだそれ！？」
ル「返り血か！？自分の血か！？それに髪もどうした！？」
「ちょ、ちょっと…いっぺんに話さないでくださいよ」
一気に詰め寄られて戸惑いながらも、Aは律儀に質問に答える。
べ「…何があった」
シ「ああ、説明する」
そう答えたシャンクスは『風呂に入ってこい！』と、Aに一言声をかけ部屋へ向かった。
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文ストオタクの一般人 - お、おわり、、、面白すぎました！文ストもみてきます‼(●´ω｀●) (2023年3月17日 14時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！映画のお陰でもっと赤髪海賊団の活躍を見たくなりました…！ (2022年8月30日 17時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
M - いや、最高‼︎‼︎主さんの小説すごい好きで何回も見返してますw自分もREDの映画見たんですがシャンクス率いる赤髪海賊団死ぬほどかっこよかった^^; (2022年8月28日 1時) (レス) @page33 id: 475c50d0b5 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - 竜胆さん» どうぞお気軽に！ (2022年8月22日 13時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - YYさん» やばかったですよね…幹部達がみんな一巻から登場してるって言うのが…ww 時々コメントに顔出しますねww (2022年8月21日 20時) (レス) id: 32faf97f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YY | 作成日時：2020年1月27日 16時
