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第6話 ページ9

スゥー

訳あってそっとふすまを開け、忍び足で部屋の外に出る。

「A。どうした?」

廊下に出るとそこには銀時が居た。

『先生に部屋から出ちゃダメって言われてたんだけど…』

『どうしても出たかったから…』

銀時がにぃっと笑う。

「そうか、じゃ俺達と遊ぶか?」

『うん!』

銀時に付いて行く。

「おい。ヅラ、高杉。」

「なんだ?」

「Aも居るのか。」

「…松陽は…?」

「わからん。だが、ここには居なそうだぞ。」

「どうした?」

「いや、Aと一緒に遊ぼうと思ってよ。」

「でも、松陽に見つかったらやべぇから…。」

「Aはあんま遊べねぇんじゃねぇのか?」

「なんでだよ?」

「遊べる程の体力がねぇんじゃねか?」

「あ…」

『…』

忘れていた。

今まで遊びたいとしか思って無くて体力のことなんて全く忘れていた。

「ならば、近くを4人で散歩すれば良いだろう?」

「そうだな」

「遊びじゃなくて散歩になったけど良いか?」

『私のせいだし…良いよ!』

「そうか。じゃ!行くか!」

私達は先生の姿が無いかキョロキョロしながら門へと向かった。

幸い、先生の姿は見当たらなかった。

塾の生徒にも会わなかったし、だいぶついてると思う。

第7話→←作者(甘党。)より



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高杉るな - この作品はちょっと切なくて、良いですね!(いきなりすみません)あと作者さんが一生懸命(?)なのが分かります!更新、楽しみにしてます♪ (2017年11月28日 17時) (レス) id: 264bb20a3e (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» ありがとうございます! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» はい…。夢主には終わりがあります。余命と言う言葉があるなかでも皆さんの心が温まるような話に出来たらと思っています。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - ムクロさん» 提案ありがとうございます!松陽先生の傷は盲点でした…。これから先この作品に生かせたら是非使わせて頂きたいです…!ありがとうございます。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 更新頑張ってください (2017年11月25日 14時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘党。 | 作成日時:2017年3月31日 13時

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