第22話 ページ27
そこには銀時が立っていた。
開いているんだか開いていないんだかわかんないような目をこすって。
いや、語弊がある。
だいぶ私の目も悪くなっているから
いつでも開いているんだか開いていないんだかわからない。
相当眠いらしく大欠伸をしている。
いつもならだいぶタイミングが悪いけれど、今回だけはグッジョブである。
そんな能天気な銀時もやっと、雰囲気を感じたらしい。
「…あ?なんで3人集合してんだ?」
「…銀時、本当お前はよぉ…」
晋助が大きな溜め息をついた。
「なんで溜め息つかれなきゃなんねぇんだよ!?」
たぶん、タイミングが悪いと言いたかったんだろう。
でも、銀時のおかげで場が和んだ。
『おはよう』
私はそう言って微笑む。ありがとうの意味も込めて。
「お、おう…おはよ…。」
あんな雰囲気は苦手だけど言ってときたいとこは言っておかないときっと後悔する。
何故か最近3人揃わない気がする。
気のせいかもしれないけれど。
3人揃った時に話しておかなくちゃと思っていた。
そろそろ私も覚悟を決めて話さなくちゃいけない。
3人には朝早くから面倒臭い話で悪いけれどきっと聞いてくれる。
深呼吸して気持ちを落ち着ける。
『ねぇ、皆?真面目な話聞いてくれる?』
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高杉るな - この作品はちょっと切なくて、良いですね!(いきなりすみません)あと作者さんが一生懸命(?)なのが分かります!更新、楽しみにしてます♪ (2017年11月28日 17時) (レス) id: 264bb20a3e (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» ありがとうございます! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» はい…。夢主には終わりがあります。余命と言う言葉があるなかでも皆さんの心が温まるような話に出来たらと思っています。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - ムクロさん» 提案ありがとうございます!松陽先生の傷は盲点でした…。これから先この作品に生かせたら是非使わせて頂きたいです…!ありがとうございます。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 更新頑張ってください (2017年11月25日 14時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘党。 | 作成日時:2017年3月31日 13時