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第17話 ページ21

「これは先生に相談した方が良いんじゃねぇか?」

『そうかな…?』

「今までは何も感じなかったんだろ?」

『うん…気にならなかった…』

「だとしたら悪くなるのが早すぎだろ?」

『…確かに…』

『でも、先生には心配掛けたくない…』

「…」

「相談したくねぇならしなくて良いんじゃねぇの?」

「お前、それで取り返しのつかないことになっても良いって言うのか?」

「そんなことは言ってねぇよ。」

「ただ、Aがしてぇようにやれってことだよ。」

「…」

『ご、ごめん。私が変なこと言ったから…』

『先生にはちゃんと言う。』

『今日はもう部屋で休むから…』

私はそう言って逃げるように部屋を出た。

部屋に戻った私は隅っこで考えていた。

((私が変なこと言ったせいで雰囲気悪くなっちゃった…))

ぼんやりと外を眺める。

その景色は前とは違ってぼやけている。

((いつから、こんなに目が悪くなったのかな…?))

全くと言って良いほど思い当たる節が無い。

『…』

魂が抜けたよう呆然としていた。

「A」

先生の声だった。

『はい?』

「銀時達のところに居ると思ったのですが…」

『あ…ちょっと疲れたので休んでました…。』

「そうですか。なら良いです。」

『どうしたんですか?』

「さっきら晋助達から聞いたのですが…」

『目のことですか?』

「はい」

『先に言われちゃったんですね』

バレるような愛想笑いを浮かべた。

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高杉るな - この作品はちょっと切なくて、良いですね!(いきなりすみません)あと作者さんが一生懸命(?)なのが分かります!更新、楽しみにしてます♪ (2017年11月28日 17時) (レス) id: 264bb20a3e (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» ありがとうございます! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» はい…。夢主には終わりがあります。余命と言う言葉があるなかでも皆さんの心が温まるような話に出来たらと思っています。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - ムクロさん» 提案ありがとうございます!松陽先生の傷は盲点でした…。これから先この作品に生かせたら是非使わせて頂きたいです…!ありがとうございます。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 更新頑張ってください (2017年11月25日 14時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘党。 | 作成日時:2017年3月31日 13時

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