検索窓
今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:59,426 hit

第14話 ページ18

「ったく、今日はお前のせいでろくなことが無かったよ。」

『…』

『もとは銀時がしょうもない嘘をついたからでしょ?』

『私は悪くないよ…』

「お前……」

銀時は言いかけて口を閉じた。

「はぁー…」

すると溜め息をついた。

「…おい、大丈夫か?」

急に机に突っ伏している私を心配してくれた。

『体力的にきつい…』

銀時と話ていると晋助が来た。

「おい、A死ぬなよ?」

『勝手に殺さないで…?』

華麗なスルーを決め込まれた。

『晋助…その体力、分けて…』

「分けてやりてぇが無理だな。」

『ヅラぁ〜…』

冷たい晋助が嫌になったかので、ヅラに話し掛けた。

「ヅラじゃない桂だ。」

「人の名前くらいちゃんと言え、と何回言っている。」

「…」

私の様子を見てヅラが黙った。

「今日は辛そうだな…。あまり、無理はするなよ」

『そのつもり…』

1度起こした身体をもう1度机に預ける。

「A、大丈夫ですか?」

『先生…』

「今日はもう部屋に戻りましょうか」

『…はい…』

本当はまた部屋に閉じこもるのは嫌だったけれど、

こんな状態ではむしろ部屋で休みたい。

ゆっくりと、立ち上がる。

私の足取りはふらふらしていた。

3人が不安げに見ていた。

「大丈夫ですか?」

『…』

ゆっくりと頷く。

けれど、私は先生の上着を掴んだ。

倒れそうだった。

私は飛びかけていた意識を戻して部屋へ戻った。

第15話→←第13話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 松下村塾 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

高杉るな - この作品はちょっと切なくて、良いですね!(いきなりすみません)あと作者さんが一生懸命(?)なのが分かります!更新、楽しみにしてます♪ (2017年11月28日 17時) (レス) id: 264bb20a3e (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» ありがとうございます! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» はい…。夢主には終わりがあります。余命と言う言葉があるなかでも皆さんの心が温まるような話に出来たらと思っています。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - ムクロさん» 提案ありがとうございます!松陽先生の傷は盲点でした…。これから先この作品に生かせたら是非使わせて頂きたいです…!ありがとうございます。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 更新頑張ってください (2017年11月25日 14時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:甘党。 | 作成日時:2017年3月31日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。