4019話 ページ38
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出入口らしき重たい扉をこじ開けて、無数にある階段を駆け上がるとその先にあったのはただの吉原だった。本当にすぐ近くの地下室だったことに驚きながら、少しばかり進むと張り詰めた表情で見回りをしていた山崎を見つけて、女の子達を一斉に逃がす。
山崎「Aちゃん!?」
「山崎!女の子達の保護頼む!!あとちょっと刀を貸してほしい!!」
山崎「えっちょ、」
「説明はあと!!今は旦那を助けに行かなくちゃ!!」
奪い取るようにして刀を手に取り、進んできた道を懸命に走って戻った。いくら旦那が強いとは言え、神威さん相手ではどうなるか分からない。神威さんが本気になりさえすれば、もしかしたらそう長くは持たない可能性だって出てくるのだ。
慌てて階段を下って、先程まで戦っていた廊下に着く。しかしそこに、神威さんの姿は見当たらず。
「旦那、神威さんはッ!?」
坂田「あー、すまねェ逃がしちまった」
「エェッ!!」
見たところによると無傷である旦那が、気まずそうに後頭部をがしがしと掻く。その姿に多少なりとも違和感を覚えつつ「何やってんですかァ!!」と問い質した。
「ハア。まあ、いいです。どこか痛いとこ、ありますか?」
坂田「いや、大丈夫だ」
「そうですか。あーあ!これ絶対始末書ですよ旦那のせいで!必ず手伝ってもらいますからね!!」
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堕天使(プロフ) - 桜匁さん» おはる!!!返信遅くてごめんね、ありがとううう!!!!!もう夏といえば強化合宿、よりも夏といえば金太郎で行きます女隊士は(白目)コメントくれるだけでとんでもなくうれぢいよッ心からいつもあじがどヴと言いたいらヴ、期待に応えられるように頑張りまくるね!!!!!! (2019年6月7日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - 私に出来るのは、これくらいの事しか無くて申し訳ないけれど、これからも更新頑張って!!! 毎度毎度の如く、応援してます!!! 最後に言わせて下さい。「この小説最高ッーー!! 尊すぎるうううう!!!」()。毎度の長文とお目汚し、失礼しました〜! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - ててて、てんちゃん!!!!! ついに、ついに!! 続編おめでとうございます!!!! 相変わらず、神谷ちゃんが天使。通常運転でニヤニヤしてしまいました……!! 金魚の金太郎(三代目)ですね、私も取りに行きます。(真顔)。 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2019年5月21日 21時