【銀魂】女隊士と愉快な仲間達８５

３９９４話 ページ13

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「何でですか！絶世の美女であり今作の主人公である私が出動せずに何が吉原潜入捜査篇ですか！！そんなもの夢小説の風上にも置けないでしょ！！」

土方「グダグダ口答えすんじゃねェ！テメェはこういう時だけやる気満々になるくせにいっつも危なっかしいんだよ！！見てらんねェから今回ばかりはダメだ！！」



土方さんはいつも以上に眼光を鋭く尖らせて、相変わらず最悪な目付きを装備。新八くん以上のツッコミマシーンにでもなりたいのかというほどに、ガミガミと小言を垂れるものだからこちらも耳栓を用意しておくべきだったと後悔し始める。

大声で揉みくちゃになる店内は、それだけで崩れてしまいそうだった。それくらい、彼は喧しいのである。なんとも、迷惑な話だ。



「以前だって華麗に遊女に成り代わったんです、実績があるんです！！女隊士やってる私が不貞な輩に襲われた時だけ『キャッ･･････力が入らない･･････！』って都合よく女の子に戻るシナリオが待ってるわけじゃないんですゥ！！だから！！いいでしょ！！」

土方「そうやって危険な状況になるのが前提ならやらせるわけにゃいかねェっつってんだよ！！」

「読者が見たいのはそれです！！そこで助けてくれた土方さんとか沖田とかにキュンとする話が見たいんです！！」

坂田「もうテメーら黙ってくんない！？」



旦那の一声で強制シャットダウンを余儀なくされた私と土方さんの口は、容易に封じられた。そして、呆れた様子の万事屋に近藤さんは言う。



近藤「取り敢えず、今回は俺も遊女になりきるよ。トシもやるだろ？」

土方「はァ！？」

「待ってください近藤さん、貴方が女装なんざしたらゴリラ界隈が荒れます」

近藤「･･････ゴリラ界隈って何？」

神楽「そして地球が崩壊してしまうアル」

近藤「･･････なんで？」

「要約すると見苦しいです」

新八「めちゃくちゃ簡単に本音言っちゃってますけど！？」



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