３８２８話 ページ35
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長くて疲れしか溜まらなかった、色濃い一日が終わりを告げようとしている。すると、汗を流す為に入浴をしようとしていた女隊士ちゃん達を見つけて、裸の付き合いというのはいつの時代も親睦を深める近道だと、脳みそが教えてくれた。
「これしか無い･･･ッ！」
思えばまだ、名前も知らない。正確には、思い出せない。
簡易的な資料は読んだけれど、自分に与えられた仕事を全うしている内に記憶が消し飛んだのである。何もかも問題児を集めたとっつぁんのせいという事になるが、とっつぁんのお陰で同性の仲間が増えたのもまた事実なので、憎めず。
「やあ、女隊士ちゃん！」
通称『険悪六人』。そんないつかの刑事ドラマみたいな名前を付けてやるなよ！と沖田に言ったところ「事実は曲げねェ主義なんで」とか訳の分からぬ言い訳をして、去っていった。私からしてみれば、彼女ら六人と『険悪』なんて言葉が、どうしてセットになっているのかが不可解で仕方ない。
そんな、仲良し六人に声を掛ける。
「何ですか？」
「これから、お風呂入るんでしょう？チンピラが覗きに来たらぶっ飛ばせるように、私も一緒に」
「ごめんなさい、まだ恥ずかしいので」
先頭を切ってお断りした黒髪ロングの美少女は、他五人を従えて女湯へと入って行く。アレ、もしかしてまたフラれた？と理解するまでに暫し時間が必要だった。
･･････いや、よく考えてみれば確かに、出会って一日の人とお風呂に入るのは恥ずかしい。見ず知らずの人と鉢合わせる事になる銭湯は、これから先も会わないテンションだから問題無くても、今後背中を預ける仲になり、ゆくゆくは真選組から独立してA組を作るまでになるのなら、なるからこそ、恥ずかしくて当然か。
「明日、お詫びにケーキを買おう･･･」
酷く落ち込みつつも、めげずに距離を縮めようと、私は女湯の暖簾の前で警備。上がったのを確認して入浴した時には、どうして待つ必要があったのかなど考える余裕は、残されていなかったのであった。
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堕天使(プロフ) - リョさん» ありがとうございます、ご期待に添えるかどうかはわかりませんが、自分なりに頑張ってみようと決意しました、応援よろしくお願いします、(；；) (2018年10月24日 18時) (
レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
リョ(プロフ) - このお話本当に大好きなのでこれからもずっとずっと読み続けたいです(>_<)更新待ってます(^ ^)！ (2018年10月24日 0時) (レス) id: 7bd47f200d (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - めええいさん» ありがとうございます、！私も読んでくださる貴方が大好きです、これからもよろしくお願いします！ (2018年10月23日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - かんなさん» ありがとうございます…、気長にお待ちください、頑張ってみます！ (2018年10月23日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 鳥夢さん» いつもいつもいつもいつも、本当にありがとうございます。私も今、めちゃくちゃお腹すいてます、バイト中お腹なりすぎて、お客さんに変な目で見られました、仲間ですね、（違う） (2018年10月23日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2018年10月22日 22時
