【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６７

３１４５話 ページ8

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"「最善を尽くしとけ」"

その言葉の通り、今より楽になるくらいは良くなっておこうと身体を休める事に決める。自己管理の甘さで体調を崩し、止めてくれたのを押し切って戦いに参加したくせに、結局足でまといになる、或いは怪我をするなんて事になったら流石に笑えない。
自分の発言には責任を持って、きちんと戦って無事に帰って来たいと思っているので、取り敢えず薬を飲もう。



「･･････ん？待てよ」



土方さんに声を掛けられる前、私は何かをしようとしていた筈だ。錠剤を冷水で一気に流し込みながら、会議後に何をしようとしていたかを思い出す為に必死に記憶を辿れば、刀を新調しようとしていた事に気付く。

最善を尽くす為に身体を休めれば、刀無しで粛清に挑まなくてはならなくなる。病人がわざわざ進んで素手で戦うのは違うだろう。でも、正直もう眠ってしまいたい。



「うー･･･どちらを取ろうか」



私は現在、具合が悪い。よって、普段よりも頭の回転が遅いと勝手に思っている。だからか、休めて刀を新調できる道をすぐに見い出せなかった。
土方さんに「自分の心に聞け」などとクサイ事を言われ、でも「最善を尽くしとけ」と言われ、兎に角渋滞事故が発生している。

そして、パンクしてしまった頭は強制的にシャットダウンした。



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