【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６７

３１４３話 ページ6

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「言っときますけど、土方さんが言う程、仕事に関心無い訳じゃないですからね！一応年末はきちんと気ィ引き締めてやってますよ･･･」

土方「気ィ引き締めてる奴が風邪なんか引くか」

「ふとした時に気を抜いたら菌が攻め込んで来たんです」

土方「本当お前は言い訳ばっかだな。もっと違う所で語彙力発揮しやがれ」



どうやら土方さんにはお見通しだったようだ。
桃太郎が言ったのかと疑いもしたが、この人の勘の良さは異常なのでそれは無いとすぐに分かる。周りをよく見ているという事だろうけれど、"珍しく仕事に意欲を見せたから怪しい"という謎の気付き方だったので、こちらとしては若干不満である。



「熱は少しだけ。病院にも行きましたがただの風邪だと言われました。体調が悪くなったのは三日前くらいからです。言わなかったのは、心配かけたくなかったから」

土方「確実にクリスマスのコスプレが原因だな」

「そう思います」

土方「だから言ったんだよ･･･馬鹿じゃねェの」

「･･････そう思います」



割と傷付いたのだが言い返す事も出来ず、ため息を吐いた。マスクの中でズズズと鼻水をすすり「迷惑はかけません、きちんと仕事はします」と目を合わさずに言うと「当たり前ェだ」とポケットティッシュを渡される。



「常にティッシュ携帯してるとかどこ目指してんですか」

土方「どこも目指してねェよ、ちり紙とハンカチは持っとくもんだろ。マナーってのを知らねェのか」

「鬼の副長なのに？」

土方「鬼だってマナーは守るわ」

「いや鬼は守らないから鬼なのでは」



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