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3185話 ページ48

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何とか拾えたタクシーで辿り着いた屯所は、変わり果てていた。
建物の破損具合を言っている訳ではない。屯所に居る隊士の様子が、前と一切違っているという意味だ。脳に伝わる空気も、肌に伝わる空気も、体内を伝う空気も、何もかもが違う。勿論、見た目もその一つなのだけれど。

もう、以前のような真選組は無い。
そう思えてしまった。



「・・・お、沖田」



偶然廊下を歩いていた沖田に声を掛ける。
隊士から感じる視線が明らかに何かを含んでいて、耐えられなくなったのだ。要するに、助けを求めた形である。

不意に呼ばれたからか、反射的に身構えられたような気がした。ただ、私と気付いてすぐに警戒心を解く。やはり、何かが違う。



沖田「相変わらず顔色悪ィですけど」

「うん。まあ、その点に関しては全然気にしないで」

沖田「いや、気にすんでしょ。うつさねェでくだせェよ」

「私はこのマスクを信じてるから」

沖田「そのマスクは期待に応えらんねェでしょ。ガスマスクしやしょうぜ」

「君は私を何だと思ってるんだい」



感じている異変を打ち明ける事が出来ずに、隣を歩く。恐らくコイツは、そこまで見越している筈だ。でも何も言ってこない。
沖田が向かった先は、自室だった。
しれっとその中に入り込んで、周囲の視線を遮断する。



「・・・・・・あの、」
沖田「欲しいモンとかありやす?」

「え」

沖田「どーせ具合悪ィんでしょ。足でまといになるだけなんで、その辺で寝ててもらえやせんか。布団くらいは敷けますよね」



彼の気遣いは、いつも不器用だ。



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設定タグ:銀魂 , 女隊士   
作品ジャンル:ギャグ
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爽香(プロフ) - 堕天使さん» ムリーヨ (2018年2月10日 20時) (レス) id: a0739e61e8 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 千鳥さん» うひゃ!!記憶力えぐい、私すら覚えてなかったっすよ() (2018年2月10日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 爽香さん» イキール (2018年2月10日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 土方大好きさん» ありがとうございます!まだまだ続けるつもりです!!笑 休みは続けないようにして、ちまちまと頑張ります!! (2018年2月10日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 総悟LOVEさん» ありがとうございます…!毎日更新してた分の息抜きはしたつもりですので、引き続き頑張りたいと思います!道草食ってる時は「あぁ、食ってんなあ」と冷たい視線を送りつつ、女隊士シリーズをこれからもよろしくしてください!笑 (2018年2月10日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使 | 作成日時:2018年1月7日 18時

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