【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６７

３１４２話 ページ5

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☆ 土方side ☆



「まあ私がこの質問をしたのは第三者の意見を聞いてみたかったからなので、土方さんのその言葉で充分答えが得られました」



そう言って「買ってきます！」と笑顔で会議室から飛び出したAが、廊下でスキップする音が聞こえる。どこまで単純な馬鹿野郎なのかと呆れつつ、今さっき終わった会議中に思った事を尋ねようと、それに早足で続いた。



土方「A、ちょっと良いか」

「どうしました？あ、刀の件ならもう解決しましたけど」

土方「刀の事じゃねェ」

「んー、ならマスクの事ですか？会議前にも言った通り、これは予防の為に･･･」

土方「周りにうつさねェ為だろ」

「げ」



朝礼の時に珍しく手を挙げて「仕事も詰まってますし、予防の為にマスクを付けるよう心掛けるのはどうでしょう？」なんて意見を出したので、何となく引っかかっていた。遂にやる気を出したかと感心していたのだが、よくよく考えればコイツに意欲が現れるのは可笑しいと気付いたのだ。



土方「テメェの口から仕事のための予防なんて言葉が出る筈無ェんだよ。風邪、引いてんだろ？いつからだ、病院には行ったのか、何で素直に言わなかった」

「転校生に積極的に話しかける女子かアンタは！一つ一つ答えますからそう焦らずに･･･」

土方「いいからさっさと答えろ、熱はあんのか？今の体調はどうだ」

「そこまで攻められると怖さが勝つんですけど！」



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