【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６７

３１３９話 ページ2

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「ねえ桃太郎･･･」



パトカーの助手席で、見回り中。運転は桃太郎だ。
出発する前に「今日も寒いな」と呟けば、それを聞いてブランケットを用意してくれた出来る男。最近ストーカー気質なのが玉に瑕。

ブランケットで身体を包んで、女中のおばさんがご好意で用意してくれた水筒の中身で喉を潤す。ふんわりと香りが漂い、それでいて温かい紅茶が、リラックス効果を促し、中々心地の良いドライブとなっているのだが、一つだけ問題があった。



桃太郎「どうしました、姉貴」

「風邪引いたかもしれない」

桃太郎「キタァアア！！」

「その反応は絶対に間違っている」



クリスマス前は何とも無かったのだが、ミニスカサンタの服を着て真冬の夜を過ごしたからか、体調が悪い日が続いている。

四日後には大晦日が迫っていて、今夜も粛清だ。
現在行っている見回りを終えたらすぐに、会議に参加して作戦を再確認。予定はびっしり詰まっていて、割と休む暇は無い。
近藤さんは「仕事納めは三十日に統一したい」と言っている。今年最後の日は大掃除をして、夜には忘年会を開きたいのだとか。

こんな時に体調を崩すのは、アホだ、馬鹿だ、と言われていたが、実際にそうなると本当にそう思えてくる。



「何でテンションが上がったのかは聞かないけどさ･･･マジで鼻水も咳も止まらないのよ、最近」

桃太郎「キタキタキタキタァアアア！！」

「やっぱりツッコむ事にするよ、死ね」

桃太郎「･･･それはツッコミじゃないっス、罵倒っス、ただただ傷付くやつっス」



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