３０８８話 ページ47
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想像以上にプランプランな、ちょっとの風でも揺れる弱々しい復讐道具が出来上がってしまったものの、ターゲットを外へ呼び出す事には成功したので、あとは気合いで乗り切ろうと思う。
当初の目的は痣を作る事だったが、もう何かちょっと痛いと感じてもらえればそれで満足だ。そこにこだわっていたら、日が暮れて電信柱の件で土方さんの説教タイムが始まりそうだから。
「頼むぞ、ロリータ」
神楽「任せろ、パッキャオ」
「失敗したらロリータからロリコンに変更するからな」
神楽「いやそれはパッキャオの事アル」
「誰がロリコン？美少女が好きなだけだから」
神楽「だからそれガッツリロリコンネ」
「カタカナ多いな」
今から復讐をするというのに、このわちゃわちゃ感。新八くんが居たらきっとガンガンツッコんでくれるんだろうなあ、なんて思いつつ目の前を歩いてきたターゲットに声を掛けた。
「呼び出してすみません旦那」と小走りで近付き、さあ来いロリータ！と目線を横に送ると、予定通り蹴りを入れてくれる。これだけで良かったと思ってしまうのは、神楽ちゃんをあまり信用していなかったからである。彼女の事だから、横を見たらアレ？ご飯食べてる！？的なハプニングが起こるかとヒヤヒヤしていたのだ。
まあそんな事にはならず、旦那は上手い具合に躓いてくれて、前方に倒れ行く。私は慌てて背中に隠していた割り箸を握り締めて、支える為に一歩を踏み出す。するとポキッ、なんて情けない音が聞こえて立ち止まった。
坂田「いでっ」
「あっ」
そうしたら旦那はただただ前に倒れて、私は折れてただ割り箸が繋がったそれを見つめる。神楽ちゃんの蹴りは思ったよりも迫力満点で、流石の旦那も耐えられずにガチギレしているのだが、復讐を果たせなかった私はそれ以上にブチ切れそうだ。
何だよ、割り箸を繋げたやつって。そんなんでどう支えろってんだよ、考えた奴誰だ。あ、私か。
しょうがない。私が考えた物で失敗したのなら、攻めなければいけない人間は居ないし、寧ろ私が攻められなければいけないし。取り敢えず、少しずつ後ろへ下がりながら、また会おうねみたいな苦笑いで逃げる準備を整える。
坂田「テメェらこのシンプルな嫌がらせはどういうつもりだ！ただ俺が蹴られただけだろ！！せめて失敗すんなよ！！」
「ね、本当ね。困っちゃうね」
坂田「困ってんのはこっちだわ！！」
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堕天使(プロフ) - 夜兎姫・ルナさん» ありがとうございます！書き直し、いつかやるとは思ってましたけどね、かなり笑いました笑 勿論読ませていただきます！行ってきます！笑 (2017年12月25日 19時) (
レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - まろんすけさん» 優しいお言葉ありがとうございます！来年も頑張ります！温かい紅茶を飲みながら暖をとってます笑 まろんすけさんも、風邪にはお気を付けて！笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ミズキさん» いえいえ！こっちこそ素敵な作品に出会えて感謝したいくらいですよ(*´∀｀*) (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - 銀魂とD.Gray-manのコラボ作で、亀更新ながらも書いているものです。感想を聞かせてもらえると、大変嬉しいです (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！前回のが、書き直しになったとは気がついたのは最近の話ですが笑 堕天使様、大変恐れ多いのですが私めの作品を読んでくださらないでしょうか (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2017年12月10日 19時
