【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６４

３０１０話 ページ17

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☆ タコ男side ☆



「あー、女に生まれて良かった！」

神楽「ブフォッ！何アルカあの格好！」

坂田「遂に馬鹿が覚醒したんだろ、哀れだな」

「どーもぉ、効率的な仕事ぶり、充実した私生活、キャリアウーマンですッ」

坂田「何言ってんのアイツ」

沖田「今年流行ったアレじゃねェですかィ、ブサイクなんたら」

新八「ブサイクじゃないですブルゾンです」

坂田「にしても化粧濃くねェか？気持ち悪いを通り越して恐怖を覚えてんだけど、夢に出てきそうなんだけど」

九兵衛「東城達･･･何であんなにキメているんだ？」



余興の一つだという事はすぐに認識出来た。
ただ、その前に此処に居るのは馬鹿ばかりだという事を忘れてはならない。馬鹿が馬鹿に馬鹿をして見せても馬鹿の反応しか返ってこず、結局馬鹿からは抜け出せないのだと俺は思う。

腐っても関西人だし、人より身近に芸事に携わる機会はあった。幼馴染はテレビに引っ張りだこのお笑い芸人だ。誘われた事だってある。
別に自慢ではないが、そんな俺から言わせてみれば幾ら尊敬する姐さんであっても面白くないものを笑う事など出来はしない。小学生のお遊戯会かと、今の段階では思う。



タコ男「笑わしてくださいよ、姐さん」



本人の前で聞こえるように言ったら命は無いから、無駄にあるプライドを傷付けられないように小さな声でそう呟いた。



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