3004話 ページ11
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寺門「まずは一曲、聞いてくださイナバウアー!」
軽く自己紹介をして早速歌い始めたお通ちゃん。予定通り音源も流れ、式場は一気に盛り上がる。その隙に私は次なる準備へと映った。
今すぐにでもとある格好をして、余興の最終確認をしなくては。
控え室へと走ると「Aさん大変です!」とスタッフの方が駆け寄ってきて「withXの方がインフルエンザで来れないそうです・・・!」と焦った表情で言う。
「えっ・・・じゃあ私、一人でやるんですか?」
「いや・・・一人だと流石にハードル高いんじゃないですかね」
「事情を説明して誰かに代役を頼むのはどうでしょう?」
「何だったらスタッフの誰かでもやりますし、嫌ですけど」
「嫌って言ったよな、今完全に嫌って言ったよな」
南戸「お困りのようだね」
「げ・・・・・・いや、全然困ってないです」
一緒に余興をしてくださる方が二人揃ってインフルエンザにかかったとなれば、代役を二人探さなくてはならないという意味になる。
でもこれをやってくれそうな人なんて居なさそうであるし、半分諦め状態の時に奴は来た。
南戸「良いんだよ、照れ隠しをしなくても。困っている時はお互い様さ」
「いやいや本当、本当困ってないんで、困ってたとしても貴方にだけは死んでも言わないんで、気持ち悪いんで帰ってもらえますか」
南戸「嫌だなあ呼んだのは君の方なのに」
「いやいやいや呼んでません、九ちゃんを呼んだんです。つか何で此処に居るんですか、つか何でモザイク外してんですか、顔面」
南戸「ちょっ、言わせないからね!?連呼し過ぎてフラグ立ったんだから!!作り直したばっかでしょ!?・・・ま、まあ、言うなれば美しい女性を目で追っていただけかな」
「目で追っていただけ?完全に足で追ってきてんだろ、控え室から式場まで何メートルあると思ってんです?お前の目は動くのか、お前の存在は目なのか?今ここにいるのは目なのか?お?」
南戸「めちゃくちゃ威圧的だね!!」
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coco - 更新停止ですか?完結ですか? (2月9日 23時) (レス) id: 06148e6754 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ナギさん» ありがとうございます(´・ ・`*)お返事、すっかり忘れていました…嬉しい限りです!!頑張りたいと思います!! (2018年6月6日 18時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - またまた読み返しております!やはり面白い!これからも頑張って下さい! (2018年1月28日 22時) (レス) id: 7e7c0f3fb2 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ハリ━━o(〇-〇 )さん» ありがとうございます、凄いと言うより暇なんです笑 一気読みしたらどれくらい時間かかるんでしょう??貴重な時間を一気に使ってもらうのも何だか申し訳ないので、それこそ暇な時にでもちょこっと見てくれたらそれだけでとてつもなく嬉しいです('∀'*) (2017年12月10日 18時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ━━o(〇-〇 )(プロフ) - もう64…本当に凄いなと思いまくる…いつかイッキ読みしたい (2017年12月9日 19時) (レス) id: 92f9620bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年12月2日 15時