トリプルフェイスは忙しいらしい

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暫く安室さんの様子を見ていると女性店員さんが安室さんを呼んだ。


女性店員「安室さーん、コーヒー豆が切れそうなので買い出し行ってきますね！」


安室「分かりました。お気を付けて、梓さん」


梓「はーい、行って来まーす！」


A「(あの人、梓さんって言うんだ...)」


カランカラン。


安室「いらっしゃいませ。おや？コナン君か、こんにちは」


コナン「こんにちは、安室さん！...あっ！さっきひったくり犯捕まえたお兄さん！」


最近聞いた聞き覚えのある声と俺を指差す眼鏡を掛けた少年。そう、江戸川コナン君。


A「へ？...こ、コナン君？」


コナン「また会ったね！お兄さん」


A「おぅふ...」


安室「コナン君とA君は知り合いなのかい？」


コナン「今日会ったばかりなんなんだけどこのお兄さん凄いんだよ！さっき○○通りでひったくりがあったんだけどその犯人を捕まえたのがこのお兄さんなんだ！」


安室「へぇ...凄いですね、A君」


A「いえ、そんな...大層な事じゃ...(やべぇ...さっきこの子を躱せたと思ったのにこんな所で直ぐ再会するとか...！しかも安室さんが名前言っちゃってるぅぅぅ...！)」


内心、パニック状態でお冷を飲んで落ち着こうとしたけど何故か当然のように隣に座るコナン君。


コナン「お兄さん、Aさんって言うんだね！名字は何ていうの？」


A「(お前もか！？名字聞くの好きだな！何？今流行ってんの！？)えっと...」


助けを求めるように安室さんを見ると目が合い笑うと口元に人差し指を当ててまたウィンクされた。くそイケメン。


安室「こら、コナン君。まだ親しくもないのに詮索し過ぎるのは良くないぞ」


コナン「えっ...あ、えっと、ごめんなさい」


A「(あ、安室さ〜ん...！！！)あなたが神か！？」


安室・コナン「「えっ？」」


A「すみません、何でもないです」


危ない危ない、また思ってる事と違う事を言ってしまい、安室さんにもコナン君にも絶対変に思われてるよ、コレ。


安室「...A君って面白いね。はい、お待たせしました。ハムサンドとミルクティーになります」


A「ご気遣いありがとうございます...あ、凄い何これ、美味しそう」


コナン「安室さんのハムサンド、すごく美味しいんだよ！ね？」


安室「ありがとう、コナン君」


A「イケメンの笑顔プライスレス」


イケメンの笑顔は世界を救うらしい。
そしてハムサンド凄く美味しかった。

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