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(ある朝)
安室『おはよう、A君。今日も気を付けて行ってくるんだよ』
そう言って切れる電話。これが俺のモーニングコールに定着されつつある。あなたは俺の彼女かってくらいおはようもおやすみも電話してくる安室さんをどうにかしてくれ。
A「あの人暇なのか...」
だってあの人、喫茶店以外に探偵業もやってるって言ってたのに依頼ないのかよって頻度でキッチリ決まった時間に電話してくるんだぜ?
A「ていうか、今日は...」
ピンポーンと鳴るインターホンに玄関へ向かうと皆さんご存知のイケメン店員安室透がいつもと違う雰囲気の服装で現れた。
安室「待ちきれなくて来ちゃった」
A「...おはようございます(この人最近頭おかしいんじゃないかと思ってるのは内緒だ)」
いや、だってさ、初対面の時のあのミステリアスなイケメン店員どこ行ったってくらいあざとい時あるんだぞ?しかも年上(?)の癖に無駄にそこらの女子より可愛い顔するし、俺には安室さんが分かりません。
安室「あれ?まだ着替えてなかったのかい?しょうがないな、丁度いいからコレを着るといい」
A「(丁度いいって何だ)...安室さん、ソレ...」
安室「良いだろう?僕とお揃い」
なんでやねん。
安室「さぁ、早く着てくるんだ!早く!」
A「安室さん、どうどう」
分かったから。着替えるから、顔に押し付けてくんな。
じゃあ楽しみに待ってるね、と車で待機している安室さんを待たせるのもなんなので早々に着替えた。
A「あ、朝飯食ってねぇ...まぁ、しゃあねーか」
鍵を掛けて駐車場に行こうとしたけど階段下の道路にRX-7が停まっていた。
A「(彼女っぽいと思ったら今度は出来る彼氏アピールですか...)お待たせしました」
安室「A君がソレを着てくるの楽しみに待ってたよ」
A「...さいですか」
安室「それにしても...お揃いっていいね!兄弟みたいだ」
A「安室さんが可愛い...だと...!?」
安室「えっ?可愛い?」
A「何でもないです」
安室さんが屈託の無い笑顔で笑ってくるから思わず本音がね、お決まりですね。
安室「そうだ、A君。はい、これ」
A「何ですか?」
安室「朝ご飯まだだろ?それでも良かったら食べて」
A「ありがとう、お母さん」
安室「どういたしまして、息子よ」
安室さんが乗ってくれた。そのノリの良さは嫌いじゃいですよ。あとハムサンドやっぱ美味しい。
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東雲虚 - 続きめちゃくちゃ気になります 更新頑張ってください! (6月26日 9時) (レス) @page40 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - ざーさんさん» ご覧になって頂きありがとうございます!腹筋崩壊する程笑って頂けたようで何よりです。アレはちょっとやってみたかったネタだったのでハイスペック店員さんに執行...間違った、実行して頂きました(笑)これからも楽しんで頂けるよ努めますので宜しくお願いします。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
ざーさん - 何重にも張り巡らされた罠により見事に腹筋崩壊しました。(主に人工ホラーのあたり)笑いすぎで腹がいたいです。めちゃくちゃおもろいんで更新頑張ってください。 (2020年1月6日 2時) (レス) id: d718df07c2 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - 続いて欲しいね (2019年5月23日 16時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 布袋尊さん» 神ではなかったか〜(笑)面白い入りましたー!ありがとうございます。終わり見えないですが(←えっ)原作で安室さんで続けるまで続けていこうと思いますのでよろしくお願いします。 (2019年5月23日 11時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋南 | 作成日時:2019年5月2日 18時