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ばあちゃんに頼まれたジジイの抹殺に失敗した俺はまだこの街を回りたかったからさっきとは違うルートで街中を歩いていた。
A「それにしても...腹減った」
そういえば朝起きてから何も食べていなかった事を思い出し、ここら周辺の地図を携帯で出した。
A「うーん...ここら辺で何か食べる所...おっ、あった!えっと、毛利探偵事務所の下の階のポアロか...ん?アレだな」
顔を上げ周囲を見渡すと窓に大きく毛利探偵事務所の文字と階下にポアロの文字。
A「何か女子高生人気も高いみたいだから最近の流行りの物もあるのかなぁ?」
ちゃんとメニューも調べずに足をポアロに進め、ドアを開けるとカランカランと入店を告げる音に続いて女性客の声が聞こえた。
?「いらっしゃいませ〜、お好きな席へどうぞ!」
A「あ、はい(一人だしカウンターでもいいか...何かソファ席は女子高生がいるし)」
カウンター席に座ると女性店員さんがお冷を持ってきてくれた。
?「どうぞ!ご注文が決まりましたらお声掛け下さい」
A「分かりました」
女性店員さんが去っていくとメニューを見ていく。
A「(パスタ...は今が三時位だからちょっと重いか...かと言ってデザート類は気分じゃないし...)うーん...」
悩んでいると後ろから女子高生達の声が聞こえてきた。
?「やっぱあむぴのハムサンド美味しい〜!」
?「ね〜!」
A「(ハムサンド...軽めだし丁度良いかも!だけどあむぴって何だ?)」
女子高生の発した"あむぴ"という言葉について考えているとカウンターから男の人の声が聞こてきた。
?「ご注文、悩んでおられますか?」
A「いや、あむぴって何かなと...って、え?」
?「それはきっと僕の事ですね。女子高生の子達がそう呼んでくるので」
いつの間にか目の前に男性の、それもイケメンの店員さんが立っていた。
A「めっちゃイケメン(そうなんですね)」
男性店員「えっ...」
A「(し、しまったぁぁ!逆の事を言ってしまったせいで店員さんはキョトンってしてるし、絶対変人に思われてるよな...?)」
一人悶々と百面相してるとあむぴ店員さんが笑った。
あむぴ店員「フフッ...面白い方ですね」
イケメンさんに笑われてしまい自分の失態に顔が赤くなる。
あむぴ店員「それと、僕は安室透と言います」
A「だから...あむぴ」
俺の言葉にニコッと笑ったあむぴもとい安室さんはとても良い人そうです。
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東雲虚 - 続きめちゃくちゃ気になります 更新頑張ってください! (6月26日 9時) (レス) @page40 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - ざーさんさん» ご覧になって頂きありがとうございます!腹筋崩壊する程笑って頂けたようで何よりです。アレはちょっとやってみたかったネタだったのでハイスペック店員さんに執行...間違った、実行して頂きました(笑)これからも楽しんで頂けるよ努めますので宜しくお願いします。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
ざーさん - 何重にも張り巡らされた罠により見事に腹筋崩壊しました。(主に人工ホラーのあたり)笑いすぎで腹がいたいです。めちゃくちゃおもろいんで更新頑張ってください。 (2020年1月6日 2時) (レス) id: d718df07c2 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - 続いて欲しいね (2019年5月23日 16時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 布袋尊さん» 神ではなかったか〜(笑)面白い入りましたー!ありがとうございます。終わり見えないですが(←えっ)原作で安室さんで続けるまで続けていこうと思いますのでよろしくお願いします。 (2019年5月23日 11時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋南 | 作成日時:2019年5月2日 18時