トリプルフェイスは忙しいらしい

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園子「え？誰？」


蘭「どこかで見た事あるような...あー！」


A「ビックリしたぁ...」


園子「どうしたのよ！？」


蘭「あの人だよ！私が前に言ってた中学生の時に強い人がいるって！」


園子「あぁ、あの空手チャンピオンだかの...え！？それが如月君なの！？」


蘭「如月って名前だから気付かなかったけど...あの特徴的な髪色、間違いなく鷹栖Aさんだよ！」


安室「名前の方は変えなかったんだね...」


ボソッと耳元で話しかけてきた安室さんに頷く。


A「詰めが甘かった...」


安室「ハハッどんまい(笑)」


A「笑わないでくださいよ〜...」


しょげていると頭を撫でられた。この撫で方なんか落ち着くんだよな。


A「あれ？それより何かやってる途中だったんじゃないですか？」


安室『そうだった...この部屋の石栗さんが呼び掛けても出て来ないからこじ開けようと』


A「あー...誰？というかこじ開ける！？何を！？」


安室「このドアを」


A「誰が！？」


安室「僕が」


どやるな。クソッ...どや顔でも顔がいい。


A「どうやって開けるんですか？パンチで？蹴りで？」


小五郎「何だか物騒な事言ってるけどお前の同級生大丈夫なのか...？」


蘭「うん。...多分」


園子「ちょっと...多分って、信用出来ないじゃない！」


ちょっと後ろのギャラリー黙ってようか？全部聞こえてるからな？


安室「ピッキングでだよ」


A「...は、犯罪だー！」


安室「ちょっ、A君声が大きい！」


安室さんも声大きいよ。


安室「緊急事態だからしょうがないだろう？」


そう言って鍵を開ける作業に取り掛かる安室さんを後ろから見ていた。ここにいる全員で。というか毛利達以外の人達誰？ん？今カチャッていった？


安室「開いたようですね」


安室さんが犯罪成功した音だったか。


蘭「凄い！安室さん」


園子「まるで怪盗キッド！」


安室「セキュリティ会社の知り合いがいましてね、内緒でコツを教えてもらったんですよ」


小五郎「何かを探る探偵にはありがてぇスキルだな」


何でそのセキュリティ会社の人も教えちゃったんだよ。


安室「ん？何かがドアを塞いで...」


A「ぶっ飛ばしましょうか？」


安室「こらっ...ってコナン君！？」


コナン「開けるな！！開けちゃ駄目だよ...ドアを塞いでるの石栗さんの死体だから」


安室「えっ...！？」


A「なんてこったい...」


また面倒な事になったな。

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