時々見る夢 ページ19
時々見る夢の中で、私は、燃え盛る村の真ん中で佇んでいる。
村、だろうか？街だろうか？そこら辺は曖昧だ。
けれど、その曖昧さがありながら、炎の轟音も、人々の悲鳴も妙に生々しく、そして残酷に再現されていた。
もし、それが私の過去だとしたら・・・？
考えてみたけれど、“だったら何？”という答えしか出てこなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
目を覚ますと、そこは炎の中で、人々の悲鳴が飛び交っていた。
黒煙が鼻から侵入し、息苦しくなる感覚。
＿＿＿＿あの夢だ
間違いなかった。時々見るあの夢。残酷な程生々しい夢。
またこの場面。何も変わらない。私はただ、真ん中に佇んでいるだけ。
A「なんなのよ・・・」
こうも同じ夢を見続けていると、何かを伝えたいのかと思ってしまう。
だとしたら何だ？
A「予知夢・・・？」
これから先に起こること。その出来事への警戒か？それとも、助けを求めているのか？
A「早く、覚めないと」
今は姫様を守らなくてはならない。知りもしない場所や人間達を守っている暇などない。
私はただ、姫様の為に・・・・
＿＿＿＿我は汝、汝は我
＿＿＿＿汝の力、我に示したり
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A「ﾊｯ)・・・？！」
夢から覚める直前、何かしらの声が聞こえた。
A「少し、風に当たってこようかしら・・・」
宿屋を出てすぐの草原に出た。夜ともなれば、モンスターたちも凶暴になっているはず。危ないのは分かっている。けれど今は、誰もいないところで頭を冷やしたい。
私はあの夢を、物心ついた時から見ている。いつも燃えていて、辺り一面赤景色。
熱く、苦しい夢。
そして、たくさんの悲鳴。
その夢を見る度に、私は無視をしていた。何も感じなかった。幼かった。
A「流石に知らん顔しているわけにもいかない、みたいね・・・」
ザアァァァァ・・・
風が強くなった。頬を冷たい風が撫でる。私を包んでくれているのだろうか？
ガサッ
いや、違う。風が強くなったのは、この空間の乱れ。
A「なんですか？」
「！？」
声をかけると、本人は心底驚いたようだった。
私は振り返らない。振り返らなくても分かる。この気配と、風の強さで。
A「眠れませんか？」
＿＿＿＿エイトさん。
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シエラムーン(プロフ) - 了解です( ・ω・)ゞ (2016年12月26日 10時) (
レス) id: 54dc7643fc (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン(プロフ) - シエラムーンさん» ですよね〜(苦笑)いえいえ、私なんかのネタでよければ(*>∀<*)頑張ってくださいね!! (2016年12月26日 10時) (レス) id: d59d31d546 (このIDを非表示/違反報告)
シエラムーン(プロフ) - そうなんですよね〜(泣)わざわざネタまで提供していただき、誠に恐縮です。その線で書いてみようかと思います！ (2016年12月26日 10時) (レス) id: 54dc7643fc (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン(プロフ) - シエラムーンさん» 大丈夫ですよ!!更新待ってます(*^^*)ネタって思い付かないときは全く思い付きませんよね(苦笑)んー、それじゃあ夢を見たあと夢主ちゃんが起きちゃってそれをエイトが見つけて……みたいなのはどうでしょうか？ (2016年12月26日 9時) (レス) id: d59d31d546 (このIDを非表示/違反報告)
シエラムーン(プロフ) - 心の支えになっています (2016年12月25日 21時) (レス) id: 54dc7643fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シエラムーン | 作成日時：2014年7月1日 17時
