第百二十二話 ページ43
審神者side
｢ええと……書類持ったでしょ、服類入れたでしょ、あとは……指輪！……あっれー？ない………あ、あったあった。｣
｢…光忠。そう何度も確認しなくてもひとりでに歩いていったりするもんじゃないんだから……。｣
｢ご、ごめんね！でも、何があるか分からないじゃない？…あ、酢昆布とかりんとうどっち？｣
｢…かりんとうだな、甘いヤツ｣
｢うん！｣
ついにこの時だ。
夜明けに出発するはこびである。
今回は交通費は全て政府もちで、お高そうな天蓋つきの馬車に乗って行く。
その間客間で仮眠をとろうとしているのだが、光忠は落ち着かないようだ。
｢…ほら、いい加減にしないと明日きつくなるぞ？何か持ってき忘れたらそこで買えばいい事だろう。｣
｢うう……ごもっとも………でも、｣
｢でも、じゃない。早く来い。｣
グイッと引っ張ると少しよろけて私の隣に座る。
膝に倒すと何故か慌てていた。
可愛いやつだ。
｢…緊張しているのか？大丈夫、お前なら出来るさ。私の光忠。｣
｢主……もう、僕子供じゃないんだからね。格好つかないな……。｣
と言いつつ頭をワシャワシャ撫でてやると嬉しそうにもっとして、と擦り寄るので、実家のでかい方の犬に似ているなぁと思った。
小さい方は長谷部に似てると思う。
しばらく撫でてやると眠そうに目をとろんとさせてその後寝たので、私も体を休ませようと思って目を閉じた。
___________
皆様永らくお待たせしてすみませんでした！
完結まで一気に考えようと悩んでいたら、中間テストと重なって遅くなりました！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 879人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宵闇雪女(プロフ) - 初コメで失礼します！全部読ませて頂きました！完結おめでとうございます、図々しくも番外編まも読みたくなりました！宜しければご検討下さい！応援しています！頑張って下さい！ (2019年3月27日 9時) (
レス) id: 1c362072f6 (このIDを非表示/違反報告)
Ｎ - 完結おめでとうございます!!できたら今後のみっちゃんと夢主様のラブシーン見たいです。これからも頑張ってください!!! (2018年8月26日 0時) (レス) id: 47989a0b29 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ提督(プロフ) - 今読み返して思い出した。これ完結してた (2018年3月22日 17時) (レス) id: fa66bf3b4b (このIDを非表示/違反報告)
紅琉@ぐんさには良いぞ(プロフ) - 秋雨蒼凜さん» 良いんですか！確かにうちの旧軍組尻に敷かれそうwしかし女性提督はロマンの塊なので狂犬共の手綱を取って下され。あ、申し訳ないですがわしは来週まで不在なので、また改めてボードにお邪魔させてください。 (2017年10月7日 14時) (レス) id: e07552d661 (このIDを非表示/違反報告)
秋雨蒼凜(プロフ) - 紅琉@ぐんさには良いぞさん» うおお！楽しそうですね！うちの子我が強いんで軒並み尻にしいちゃう可能性が……。やってみたいです！ (2017年10月7日 12時) (レス) id: f75fd32646 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋雨蒼凜 | 作成日時：2017年6月1日 23時
