伊達の軍人とブラック本丸 3

第八十四話 ページ5

次の日の朝。せめて1日だけでもと非番にした。

日課のランニングも今日はなし、朝食まで寝ることにしていた。

……のだが、何かが私の部屋に入り、私のふとんの中に入ろうとしていた。

私は目覚めたくなかったので、じっと目を瞑って、出来るだけこっちに構って来ないように頑張る。

しかし、もぞもぞと動いてじっとこちらを見ている気配を感じたので、仕方なく目を開ける。

｢おお。主に気配を見破られぬとはおかしいと思ったのだ。よく寝られたか、じじいは起きるのが早くてな〜じじいに構ってくれ。｣

三日月だった。

｢お前、何時に夜這いやってんだ…。今日は非番だ。内番意外ない。寝させてくれよ…まだ四時だろーが！｣

｢あなや、三条あたりは大体もう起きているぞ？…む、では、俺も主と一緒に寝るぞ。ダメか？｣

このじじいは……！！

口元に袖を当てて上目遣いで見てくる。あざとい。

こいつ私よりでかいのに……。

｢…仕方ない、寝てろよ？変な真似したら追い出すからな。ほら、もっとこっち来い、布団からはみ出てるだろ？朝は冷えるんだからちゃんと布団も被れ。｣

背を向けて寝ようとすると寂しそうに背中に寄り添って来るので、向かい合って抱きしめてやると、三日月は満足そうに目を細めた。
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じじいクッション。
見習いクソムカつく性格にしようと思ってるので癒しをと……(｡-人-｡)
次の話下ネタかも…注意！

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