わかって？４ ページ6
side 横山
別れよう
そう言われて必死に抵抗したけど
完全に怒ったヒナを
俺は止めることが出来なかった
冷たい目で“離せ”と言われて
自分でもびっくりするくらい
ボロボロと涙を流して
出て行くヒナの背中を黙って見る事しか出来なかった
ヒナのいなくなった部屋は
こんなに広かったっけ
自分一人だと
何をしたらいいのかわからなくなった
気がついたら朝になっていて
鞄の中で携帯が鳴り続けていた
「･･･はい」
マネ『あ、おはようございます
もう着くんですけど、大丈夫ですか？』
「･･･ぇ、もうそんな時間なん？
ごめん、すぐ準備して出るわ」
マネージャーの“了解です！”の声をきいて
すぐに準備を始めた
いつの間に朝になったのだろう
俺はずっとこの冷たい廊下で泣き続けていたんだろうか
･･･ヒナの顔見て
平常心を保っていられるだろうか
ヒナが居なくなった自分を
受け入れられるんだろうか
準備をしている間も
家も出るときも
ずっとヒナの事を考えてる
マネ「おはようございます」
「･･･おはよ」
マネ「･･･どうしました？」
「ぁ、いや、･･･何も･･･」
大丈夫、とだけ返して
車から外を見ていた
村「おはよーさん」
マネ「おはようございます」
村「ごめんな、今日こっからで」
マネ「いえ、大丈夫ですよ」
ヒナが乗ってきたけど
俺と目を合わせることもせずに
マネージャーと普通に会話していた
現場に着いても
ヒナをずっと見ていた
見ないようにしていたが
気がついたらヒナを目で追っていて
でもヒナは一切俺を見てくれなくて
そのたびに泣きそうになってる自分に
さらに悲しくなって
気がついたらマルと居った
丸「･･･裕ちん、大丈夫？」ｷﾞｭ
そういって俺の肩を抱いたマル
今までだったら受け入れてしまっていた事
でも、今はヒナ以外の温もりが
気持ち悪くて仕方なかった
「ーっ嫌っ！！」
そこからどうやって家に帰ったのかわからない
仕事ちゃんとしたっけ？
終わったっけ？
でも
気がついたら
ヒナと暮らしていた幸せな筈の家にいた
ヒナがいない
これだけでこの部屋の空気は
最悪だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 311人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーるん(プロフ) - 柿の種と牛乳のコンビはおいしい！同意見です！ (2017年6月30日 17時) (
レス) id: 87e14bbb9a (このIDを非表示/違反報告)
さっちん(プロフ) - 銀鮭切身さん» 移行も見ますよ！ 大丈夫です私も屈辱で萌えました← (2016年1月3日 8時) (レス) id: 1d150267fc (このIDを非表示/違反報告)
ﾉﾉ｀∀´ル(´д｀)Love(プロフ) - 銀鮭切身さん» ですよね!!上手くなりましたね!!スペアキーで、キャーってなったんですか！ヤバいですね(笑) 移動ですか！〜６〜でも、よろしくお願いいたします!! (2016年1月3日 2時) (携帯から) (レス) id: 3061bce94e (このIDを非表示/違反報告)
銀鮭切身(プロフ) - あおりんごさん» エイト×金髪って最高だと思う！ロシア人ね(笑)日本人の筈なのにねぇ(笑)お腹出てるよね･･･ぽにょ倉(笑)夫婦は神っ！最強！さぁ！移動しますよ！ (2016年1月3日 1時) (レス) id: a191f6d54a (このIDを非表示/違反報告)
銀鮭切身(プロフ) - ﾉﾉ｀∀´ル(´д｀)Loveさん» よろしくです♪最近歌もうまくなってる気がするんですけど！スペアキーで“キャー”ってなったし♪さぁ！移動しますよ！ (2016年1月3日 1時) (レス) id: a191f6d54a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：銀鮭切身 | 作成日時：2015年11月28日 14時
