夫婦と呼ばれる２人の日常〜５〜

すばちゃんっ６ ページ45

side 横山






服売場に着いた俺たちは
とりあえず店員さんにすば るのサイズをみてもらった



店「･･･１１０サイズ･･･ですね」



す「ぇ･･･」ｼｭﾝ



あからさまに落ち込むすば る
まぁ、本人小学生とか言うてたしな
細いからなめっちゃ小さくみえんねん
今の大きさて５歳位ちゃう？



村「ほら、すば る行くで(笑)」



ヒナに手を引かれ男児服売場へ
若干ふてくされてるのが
子供感満載(笑)



「･･･おかんに怒られた子供やん(笑)」ﾎﾞｿ



す「･･･聞こえてんで、おとん」ｷﾞﾛ



おっと聞こえてましたね
しかも目力は健在なようで
思いっきり睨まれてます(笑)



村「すばちゃんやめなさい(笑)」ﾍﾟｼ



おかんに怒られてはるわ



村「アンタもやめなさい(笑)」ﾍﾞｼ



叩く強さ違いますよ、村上さん(笑)

そうこうしているうちに
すば るの機嫌が直っていった

かごをみると
大量の子供服
･･･こんなにいらんやろ(笑)
１週間で戻るんやろ？
なんかヒナもノリノリで選んでもうてるし
２週間位着ても余るくらいの量



「ちょ、選びすぎやて(笑)」



誰が払うねんな(笑)

小さく呟けばヒナが聞こえていたらしく



村「･･･すば る、おとんが怒ってはるわ」



す「･･･買ってぇ？」ｺﾃﾝ



「ぃや、怒ってはいないんやで？
ただ、そんなに買っても全部着ないやんか」



そういって数を減らすように促し
すば るは渋々といった感じで
服を戻していった

会計を終わらせ
買った物を車に乗せ

また手を繋いで店内を回る

するとヒナがある雑貨屋で立ち止まった



「･･･し、ヒナ？」



す「･･･もういつも通りでええよ(笑)」



「うるしゃい///
で、ヒナどうしたん？」



村「ぁ、いや、ちょっと寄ってもええ？」



「おん、ええよ？
･･･一緒にいこか？」



村「ええよ、すぐ戻るし」



そういって繋いだ手を離し
さーっと雑貨屋へ入っていったヒナは
３分もせずに戻ってきた
その手には小さな紙袋



す「･･･なに買ってきたん？」



村「･･･内緒♪」ﾆｯｺﾘ



村「さ、飯でも行こか♪」



妙にご機嫌のおかんが
お腹すいたー
とすば るの手を引いて歩いていた

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