もう大丈夫やから４ ページ43
side 村上
楽屋に戻るともう既に誰も居なかった
とりあえずソファにヨコを降ろして目が覚めるのを傍で待っていた
目覚めるまでの間もヨコの額には汗がヒドく滲んでいて
時々苦しそうに顔を歪めては腹をおさえていた
冷たいタオルで顔を拭いてやると少しだけ表情が和らいだ気がした
気を失って１時間程経っただろうか
ヨコの手が何かを探すように動いていた
すぐに手を握り
「ヨコ、俺ここに居るよ」
そう声をかけてやると
ゆっくりと目をあけたヨコ
横「･･･ヒ･･････ナ･･･？」
「そうやで、
大丈夫か？
覚えてるか？お前倒れとってんぞ」
横「･･････ごめん、･･･」
「･･････腹、と･･･背中･･･」
横「？！」
「っごめん、見てもうた･･･」
横「ーっ、なんもないよ、
この前階段で転けてもうて･･･」
「･･････っ、誰、も居らんで？」
横「ぇ？」
「ここ、誰も居らんで？
俺しか居らんもん、言うたらええやんか
何を抱えてんの？俺に、言われへんの？」
横「･･･ヒナ･･･ごめんな、
大丈夫やから、ありがとう･･･」
そういうとヨコは荷物を持って楽屋を出ていった
心配になってすぐに追いかけたが
もうヨコは居なかった
諦めて帰ろうとした時
少し離れた所からクスクスと笑い声が聞こえてきた
いつもなら気にならないが
何となく気になってこっそりと近づいて話しをきいてみた
Ａ「さっきの横山の顔みた？」
Ｂ「見た見た！！あの顔最高な(笑)」
･･･横山って、ヨコの事？
あの顔って何の事やろ、
Ａ「でもさ、なんであそこまで出来んだろうね」
Ｂ「ね、村上の為とはいえ
俺はあそこまで我慢できないわぁ」
･･･俺がきいてることも知らずに話し続ける２人
最近のヨコの様子が可笑しかったのはこいつらのせいか
なじみのスタッフのはず、仲良くやってたんとちゃうんかい
俺はたまらず出て行ってしまった
「･･･すんません･･･」
Ａ「！？村上、さん！！」
「今のお話、うちの横山の事ですよね」
Ｂ「ぁ、いやっ･･･」
「うちの横山にこれ以上手ぇ出すようなら
あんたらどうなるかわからへんで？」
俺が睨みながらこういうと
２人は走って逃げていった
･･･俺の為って言うてたな、
きっとあの２人は俺を標的にしていたのだろう
それをヨコがとめて、かわりに･･･
ってことか、
ごめんな、ヨコ
なんも知らんで
気づいてやれんくて、ごめんな
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銀鮭切身(プロフ) - あおりんごさん» そうなんですよね！章ちゃんの女子力には勝てません(笑)あ、本日リクエストを更新させていただきました！是非ご覧下さい！ (2015年10月1日 18時) (
レス) id: ae4a152067 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご - あるあるですねー笑 そーなんですよ！ビックリするぐらい自分より可愛い笑 ヤスくんの女子力に勝てる気が全くしないですもん笑 (2015年9月30日 15時) (レス) id: a5c6616ffd (このIDを非表示/違反報告)
銀鮭切身(プロフ) - あおりんごさん» あるあるですね(笑)私も可愛いしか言ってないかもです(笑)eightはかっこいいし可愛い！ (2015年9月30日 1時) (レス) id: ae4a152067 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご - 袋のまま!?めっちゃ重宝してますね笑 もーあるあるですよね笑 私もお母さんと弟によくひかれてます笑 かっこいいよりかわいいばっか最近言ってるよーな気がします笑 (2015年9月30日 0時) (レス) id: 97c034d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
∞スカーレット∞(プロフ) - 銀鮭切身さん» 了解です♪楽しみにしてます！ (2015年9月29日 23時) (レス) id: 7e06ecfed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀鮭切身 | 作成日時：2015年9月3日 15時
