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スタート41 ページ19

『高杉!』


目の前の広い背中に、そう呼びかければ、ゆっくりと振り向く彼。
私は駆け足で彼の目の前へと行く。



『A』

『あ…、あの』

『なんだ』


優しく私の名前を囁き、見下ろしてくる高杉。
私は戸惑いながらも覚悟を決める。



『あの!』
『わ、わたし、高杉のことが…』


言い終わる前に私の頬に触れる高杉の手。
そして近づいてくる高杉の顔。


『…え、高っ、ええっ!?』

『黙ってろ』


彼と私の顔が重なるまで、あと15cm


8cm


3cm


1cm









ジリジリと甲高い機械音が鳴り響く。
どうやら私はベッドから落ちたようで、背中がすごく痛い。

目覚ましを止め、しばらくボーっと部屋を見つめる。

だんだんと冴えてきた頭に、さっきのことが夢だったという情報が伝達されていった。

途端に恥ずかしくなり、ベッドに顔を埋める。

きっと…というか絶対、今の私は顔が真っ赤なんだろう。

気を紛らわせようと時計を見れば、現在の時刻はいつもより10分遅い。

私は慌てて、制服に着替え、支度を始めるのだった。

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銀皐月(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。 リボーンは1、2回アニメを見たことがあるんですけど、ワールドトリガーは読んだことも見たこともないので、多分書けません。 ご期待に添えられずすみません。 機会があれば、トリップとかにも挑戦してみたいと思います (2017年9月14日 22時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で高杉作品大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の銀時か高杉の姉か妹がワールドトリガーかリボーンかアニメKの世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さい (2017年9月14日 17時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀皐月 | 作成日時:2017年9月2日 22時

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