スタート34 ページ12
結局、沖田はそのまま帰ってしまったらしく、私が報告書を先生に出し終え靴箱に来たとき、彼の靴はもうなかった。
外から聞こえる部活中の人たちの声を聞き流し、私は靴箱から取り出した靴を重力に従わせる。
かかとを指を使って靴の中に入れると、私は一歩一歩、歩を進めた。
「お前は変わったな」
あの沖田の言葉が耳にこびりついたように離れない。
変わった…?
私、変わったの?
そりゃあ、小さい頃とは違うから、身体だって成長してる。
でも、沖田が言いたいのは、きっとそんなことじゃない。
ひとり頭を悩ませる中、校門をぬけようとすれば、「オイ」と声が上から降ってきた。
慌てて、俯いていた顔を上げれば、そこに居たのは
『…高、杉』
高杉晋助だった。
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銀皐月(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。 リボーンは1、2回アニメを見たことがあるんですけど、ワールドトリガーは読んだことも見たこともないので、多分書けません。 ご期待に添えられずすみません。 機会があれば、トリップとかにも挑戦してみたいと思います (2017年9月14日 22時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で高杉作品大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の銀時か高杉の姉か妹がワールドトリガーかリボーンかアニメKの世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さい (2017年9月14日 17時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀皐月 | 作成日時:2017年9月2日 22時