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「オイ総悟!テメェはまたサボってると思えば何で万事屋なんかと…」
「あ、土方さん、聞いてくだせェ。旦那にもとうとう春が…」
「おーい聞こえてんだよ沖田くん」
「……お前、見ねェ顔だな」
またもや注目されているのはA。
なに?この子アイドルなの?
……万事屋アイドルでもやった方がいい?
「Aです、初めまして」
「……土方だ。土方十四郎。こいつと同じく真選組にいる」
「土方さん、」
「A、いーんだよ、こんな奴の名前覚えなくて。マヨネーズにされちまう」
「そうネ。呪いでマヨネーズにされて吸われてしまうヨ」
「目からマヨビームが出るんでさァ」
「出ねーよ!テメーら黙ってりゃ好き勝手言いやがって!!」
「本当のことだろーがマヨ星人!」
「うるせェ糖尿病!」
「んだと!」
やいのやいのと言い争っていると、ふふ、と 漏れた声に全員が振り向いた。
にこにこと楽しそうに笑っているのはA。
…いやほんと、アイドルいけんじゃね?
「仲良しなんですね、」
「「仲良くねーよ!!」」
反射的に発した言葉がマヨと被って、キッとにらみ合う。
どうもコイツとは相性が悪い。
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作者名:日向 | 作成日時:2020年10月10日 23時