人類は衰退しました♪

妖精さんたちの、ちいさながっこう ページ3

血も涙もない妙技が炸裂していた同時刻、わたしと助手さんはジャンク山にいました。
かつては錆色をしていたのでしょうか？今では七割がた緑と土に覆われた丘陵地帯を、わたしと助手さんは調査していたのです。


A『あ、ありました！うわぁ、もう真っ黒ですね。そろそろ交換の時期ですね。』


助手さん『……(これなに？)』

助手さんと何日間か過ごすと彼が何を言いたいのかわかるようになります。


A『これは妖精さんのアイテムでブラックボックスと言います。助手さん、あれを。』

助手さんがうやうやしくビンとハチミツを差し出します。


ビンを地面のくぼみにいれ、その中にハチミツをたっぷり注ぎます。
最後にブラックボックスをいれれば妖精さん捕獲機の完成です。


しかし、招かざる客が来ることもあります。
そんな時のために殺虫剤です！ビンのまわりに殺虫剤をまきます。
ちなみに妖精さんに殺虫剤は効きません。


あまぁい蜂蜜の中に、不思議な箱が浮いていたら入りたいと思いませんか？
いや、私はそんなこと思いませんよ？でも妖精さんは入りたいと思うのです。


そして、箱の中にスルリと入ります。
一箱に千人ぐらい妖精さんが入るとブラックボックスは本当に真っ黒になります。

妖精さんたちの、ちいさながっこう→←妖精さんたちの、ちいさながっこう

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す