PLAY≠014 ページ29
貴方
「ここは、どこだ……？」
瞼を持ち上げると、目の前に広がっていたのは一面真っ暗な世界。
空と白ちゃんがいないか辺りを見回してみるが、俺以外には何も存在しない。
貴方
「……少し歩いてみるか」
どこまでも延々と続いている。
始まりもなければ、終わりもない。
前後左右何処に進んでいるのかすらもわからない。
不可測な中をしばらく歩いていると、突然どこからともなく「A」と俺の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
貴方
「誰だ……？」
周りを見回すが誰かがいる気配はなく、ただただ俺の名前が繰り返し呼ばれている。
？？
「後ろだよ」
急に真後ろから聞こえた声に反応し、ゆっくりと振り向くとそこには、目元に仮面を付けた茶髪の青年が立っていた。
彼は一体誰なんだ？
目視情報でわかったのは年齢は俺とそう変わらないだろう事だけ。
何かができるようには到底思えないが、先程の事も含め、ファンタジーだらけの世界だ。
俺達が居た世界を基準に考えてはいけない。
貴方
「君は、一体？」
彼はこう答えた。
クリア
「私はクリア。やっと会えたね、A。君とこうして会える日をずっと待っていたよ」
クリア？
聞いたことがない名前だ。
ましてや見たこともなければこんな知り合いもいない。
だが彼は俺に会いたがっていた。
そこで瞬時に彼を観察する。
決して不自然にならないように。
クリア
「そんなに警戒しないで。私は君に手を出す気は微塵も無いからね」
しかし俺の行動は、いとも簡単に見透かされた。
不本意だが敵意がないと言われてしまえば、これ以上観察するのは悪手だろう。
貴方
「……、クリアって言ったな。どうして俺の名前を知っている……のかは今は問わないでおこう。代わりに、他の質問に答えてもらう。―――ここは何だ？」
仕方なく話題を変え、小さく悲鳴を上げ始めた頭の痛みに気づかぬふりをして俺は疑問を込めた言葉を発した。
彼は一瞬何かを思案するように一度ゆっくりと瞬きをすると動じることなく平然と答えた。
クリア
「ここは私の大切な記憶を守るために作り出した世界。私が認めた者以外誰も干渉はできない。そうだね、時空の狭間だと思ってもらえれば良いかな」
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716(プロフ) - 東雲さん» コメントありがとうございます！エロ展開がまたまた来ました！続編を作りましたのでよかったら読みに来てください^^ (2017年9月23日 22時) (
レス) id: 13a991427a (このIDを非表示/違反報告)
716(プロフ) - 二次元大好き夢さん» コメントありがとうございます！エロ…果たしてどうでしょうか！？今日続編を作りましたのでよかったらそちらを読んでいただければ^^ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 13a991427a (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - エロですか!??エロ何ですか!!続き楽しみにしています。 (2017年9月3日 14時) (レス) id: f87d964465 (このIDを非表示/違反報告)
二次元大好き夢(プロフ) - おぉっと!!エロか?エロが入るのか!? (2017年9月2日 17時) (レス) id: d8acbd1d87 (このIDを非表示/違反報告)
716(プロフ) - 夜涙さん» コメントありがとうございます！無理は禁物、ですね(*'ω'*)自分のコンディションと相談しながら月に一度程度になってしまっていますが更新していますので、良かったらまた読みにいらしてください^^ (2017年6月11日 16時) (レス) id: 13a991427a (このIDを非表示/違反報告)
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