PLAY≠008 ページ19
？？
「うゥ……くゥっ……うゥゥ」
？？
「ねえ、早くしてくれない？」
？？
「やっやかましいですわねっ！！今考えてるんですのーっ！！」
？？
「いくら考えても、手は変わらないわよ」
視線の先にはポーカーをしている２人の女の子。
負けるのがどちらかなんて一目瞭然で、赤毛の子だろう。
紫毛の子とは違い、ポーカーフェイスも出来ていなければ焦りも隠せていない。
あれで勝てたら相手は相当バカなんだと思うほかない。
周りに聞こえるか聞こえないかぐらいのため息を吐きこちらの話に戻る。
貴方
「次期国王選定ギャンブル大会、ですか？」
女
「前国王の遺言でさ、次期国王は人類最強のギャンブラーに戴冠させるってね」
意気揚々と話してくれるこの女。
実のところ話はそこまで重要ではない。
聞こうと思えば周りに大勢いる他者からいくらでも聞ける。
それでもこの女を選んだ理由はただひとつ。
女の前にあるギッシリと詰まっている小さな手の平ほどの袋から覗く金だ。
話はあの金を貰うにあたり、これからゲームへと誘導するための前置き、完全な伏線。
空
「へえー国王までゲームで決めるわけか」
女
「赤毛のほうは、ステファニー・ドーラ。前国王の孫娘なんだけど、その遺言もあって王位も継げず、ああやってギャンブル大会に出てるわけ」
へえ、あの子前国王の孫娘なのか。
......それにしても弱い。
仮にもゲームで全てを決める世界で国王の孫娘がこれで良いのだろうか？
なんて頭の片隅で思っていると隣に立っている白ちゃんがふらりと揺れた。
貴方
「白ちゃん、大丈夫？」
白
「……平気」
平気とは言っているものの、あまりそのようには見えない。
きっと俺と空に心配をかけないように言ってくれたのだろう。
貴方
「本当に辛かったら無理しないで何でも言っていいんだよ？」
白
「A兄ぃ……」
「なんでも……？」と首を傾げ俺の顔を見上げてくる。
そして次に腕を広げてこう言った。
白
「じゃあ……抱っこ、して？」
美少女(妹)に求められる......これは兄として性を受けた者にはこの上ないご褒美です。
今にも露呈しそうなこの醜愛を心の中に押し込め、そっと抱き上げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 339人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
716(プロフ) - 東雲さん» コメントありがとうございます！エロ展開がまたまた来ました！続編を作りましたのでよかったら読みに来てください^^ (2017年9月23日 22時) (
レス) id: 13a991427a (このIDを非表示/違反報告)
716(プロフ) - 二次元大好き夢さん» コメントありがとうございます！エロ…果たしてどうでしょうか！？今日続編を作りましたのでよかったらそちらを読んでいただければ^^ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 13a991427a (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - エロですか!??エロ何ですか!!続き楽しみにしています。 (2017年9月3日 14時) (レス) id: f87d964465 (このIDを非表示/違反報告)
二次元大好き夢(プロフ) - おぉっと!!エロか?エロが入るのか!? (2017年9月2日 17時) (レス) id: d8acbd1d87 (このIDを非表示/違反報告)
716(プロフ) - 夜涙さん» コメントありがとうございます！無理は禁物、ですね(*'ω'*)自分のコンディションと相談しながら月に一度程度になってしまっていますが更新していますので、良かったらまた読みにいらしてください^^ (2017年6月11日 16時) (レス) id: 13a991427a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
