翠玉を覗く【宜野座伸元夢】 (ページ4)

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―廊下―

灼「どうしたの？」

『いえ、なんだか教習所で教わった潜在犯と全然違うなって思って……』

灼「あそこで習ったことはあんまり役にたたないんだ。実際とは全然違う。現場もそうだ。でも百聞は一見にしかず！時間はかかるだろうけど、現場で実践して覚えるのが1番だよ！」

『そうですよね…！頑張ります！』

一通り局内を案内してもらって、次はオフィスで仕事内容の説明……のはずが

(着信音)

灼「炯？どうしたの？」

炯「灼、緊急で行動課とのミーティングが入った。すぐ会議室へ来てくれ。Aも、許可は取ってあるから同席してくれ。」

灼「行動課？急だね、分かった。すぐ向かうね。じゃあ行こっか、会議室の場所は？」

『え、えっと、、32階？です。』

灼「せーかい！さっすが〜！」

『あの、行動課って何ですか？』

灼「外務省特別調整局行動課。ちょっと前に開国政策が始まったでしょ？その影響で入国者関連の事件が増えてるんだ。
それに対応して出来た組織だよ。うちの課長と向こうの課長、仲悪いんだよね〜……笑」

『そうなんですね……(苦笑い)
行動課か……知らなかったな。』

灼｢まだそんなに公にされてない組織だからねー
捜査員さんのことは会ってから紹介するね！さ、急ごう！｣

『はい！』

緊急会議に外務省って、そんな大事そうな会議に私なんかが出ちゃっていいのかな……
でも美佳ちゃんに久しぶりに会えるの楽しみだなぁ〜！

そんなことを考えていると会議室に着いた。

灼「失礼します。慎導です。」

『あ、し、失礼します！』

空気がピリピリしてる……
それに美佳ちゃんと金髪の女の人が睨み合ってる……

美佳「全員揃いましたね。ミーティングを始める前に、本日着任した監視官の紹介から。」

A監視官。と美佳ちゃんに促されるまま自己紹介をした。

『ほ、本日付で配属になりました、監視官のAAです。宜しくお願いします！』

??「じゃあ私達からも自己紹介させてもらうわ。
私は花城・フレデリカ。外務省海外調整局行動課の課長よ。よろしく、新米監視官さん。」

??「自分は須郷徹平、行動課の特別捜査員です。宜しく。」

??「行動課特別捜査員、狡噛慎也だ。」

??「同じく特別捜査員の宜野座伸元だ。宜しく、お嬢さん。」

この人達が外務省の……

『はい！宜しくお願いします！』