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―食堂―
一途「監視官、ぜってぇあのウワサのこと気にしてるよなぁ。」
カレーうどんを啜りながら一途が呟く。
真緒「そう思うなら話題にするのやめたら？」
サラダを口に運ぶ如月の顔は不服そうだ。
一途「お？なんだぁ真緒ﾁｬﾝ、えらく監視官の肩持つじゃねーか。」
真緒「別にそういうんじゃないんだけど。所詮噂でしょ？直接見たわけじゃないんだから。」
天馬「そう言ってもなぁ。あの感じじゃ噂が立っても仕方ないわな。やっぱ付き合ってんじゃねーの？先輩はどう思うよ？」
翔「えと、宜野座さんの性格的にそれはないかと。優しい人だから。その、りょうおもい…っていうのはあるかも…です。」
ハンバーガーの包み紙を丁寧に折り畳みながら雛河が呟く。
一途「ふーん。A監視官、そういうのとは無縁そうな顔して茨の道を行くねぇ、潜在犯と健常者の恋愛なんて。」
天馬「潜在犯同士ならまだマシだったかもな。」
廿六木がちらりと如月に目線をやる。
如月「な、なによ…」
天馬「べっつにぃ。なぁ、雛河。」
廿六木が雛河の肩をぐいと組む。
翔「うわぁ、なんですかぁ…！」
真緒「何？雛河も何か文句でもあるの？！」
翔「ぼ、ぼく何も言ってないですぅ…！」
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作者名：細々夜 | 作成日時：2021年11月30日 18時
