フジ ページ6
｢…えっ…｣
目の前には綺麗な童磨様の顔。
一瞬、触れるだけの口付け。何が起こったか分からないまま、身体中が熱くなる。
童磨様はニコニコ笑うだけで、なにも言ってくれない。
｢ど、童磨様…？｣
｢あぁ、すまないすまない。君があまりにも愛らしいものだからついつい！｣
茶化すような返答。
ほんの…一瞬だけ貴方がわたしを好いてくれてるんじゃないかと、期待をしてしまった。
｢いえ…。｣
どんな、顔をしているのだろうか。
困らせるような顔をしていないだろうか。
｢…さあ、帰ろうか｣
｢今日は、ありがとうございます。教祖様｣
｢今は2人きりだぜ？童磨でかまわないさ｣
｢わたし、少し馴れ馴れしくし過ぎてたみたいです｣
なんで、こんなこころにもないことを言ってしまうのだろうか。
ごめんなさい、童磨様。わたしは貴方が好きです。
本当はもっと、親しくなりたいのに。
｢帰りましょう、教祖様｣
顔が見れなくて、下を見る。
収まった涙が、また出てしまいそうだ。
｢A｣
優しい声がする。
勘違いしては、ダメ。
教祖と信者だから優しく接してくれるのだから。
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み(プロフ) - ゆりなんぽんさん» コメントありがとうございます。のんびり更新ではありますが、頑張りますね！ (2020年8月29日 19時) (
レス) id: f75307f7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりなんぽん - 素敵な作品ですね！いろいろ事情はあると思いますが更新待っております！ (2020年8月29日 17時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - コノハさん» コメントありがとうございます。更新がんばりますね！ (2020年8月5日 22時) (レス) id: f75307f7e7 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - もっと書いてください (2020年8月1日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2020年3月15日 18時
