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「ここ、か…」


万世極楽教。
こんな場所に足を踏み入れる日がくるとは思っても見なかった。



「ようこそ、いらっしゃいました」



「こんばんは!」



すれ違う人々の顔は、怖いくらいの笑顔が張り付いていた。
笑顔、明るい声。
それと反するような重い空気。
ここは…普通じゃない。



「教祖殿はどちらか?」


「ご案内します!」


さりげなく、当たりを見渡すがAの姿は見当たらない。



「こちらが教祖様のお部屋となります」



いまはほかの方がいないので、ごゆっくり。そう言い残し男は去っていった。



「失礼する」


扉を開け、部屋へ足を踏み入れた。
より一層深まる、重い空気。
巨大な蛇が足元を這いずり回るような恐ろしさ。



「やあやあ、よく来たね」



「八城颯汰だ。妹を…Aを返してもらいたい」



そう告れば男は顔を逸らし、小さな窓に目をやった。
つられてそちらをみれば、いつの間にか陽は沈んで薄暗くなっていた。



「さてさて、どうしようか?俺は急がなきゃいけないんだ」



困ったように笑う。



「Aは…どこにいる!」



「…ついておいで」



部屋の奥にある、扉を指さした。




スイセン(黄色)
もう一度愛して欲しい
私の元へ帰って

ラッパスイセン→←スイセン(きいろ)



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設定タグ:鬼滅の刃 , 童磨   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - ゆりなんぽんさん» コメントありがとうございます。のんびり更新ではありますが、頑張りますね! (2020年8月29日 19時) (レス) id: f75307f7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりなんぽん - 素敵な作品ですね!いろいろ事情はあると思いますが更新待っております! (2020年8月29日 17時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コノハさん» コメントありがとうございます。更新がんばりますね! (2020年8月5日 22時) (レス) id: f75307f7e7 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - もっと書いてください (2020年8月1日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月15日 18時

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