ゼラニウム(ピンク) ページ1
夢を見た。
顔はぼやけてよく見えなかったけれど、とてもキレイな女の人。優しい声で、歌を歌っている。
その歌が何故だかとても…懐かしく感じた。
夢の中の女の人が頭から離れない。
会ったことがあるのだろうか…?
宛もなく、寺院の中をうろつきながらずっと考え込んでいた。
「おやおや、浮かない顔だ。何かあったのかい?」
「ど…あ、教祖様」
いつの間にか、目の前には童磨様が居た。
出会った頃と変わらず、瞳の虹は煌めいている。
ふと思い出す。
最初の頃に童磨様が言っていたことを。
「あの、教祖様…」
「どうしたどうした?」
「以前仰っていた…本当の両親の事が見えるって…」
「覚悟が決まったのかい?」
少しだけ、空気が変わったような気がした。
「はい。知りたいんです、本当の両親の事…」
「今夜、俺の部屋までおいで」
教えてあげよう。そう言い残し童磨様は歩いていった。
「今夜は楽しくなりそうだなぁ」
ねぇ、A
君はどんな顔をするかな。
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み(プロフ) - ゆりなんぽんさん» コメントありがとうございます。のんびり更新ではありますが、頑張りますね! (2020年8月29日 19時) (レス) id: f75307f7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりなんぽん - 素敵な作品ですね!いろいろ事情はあると思いますが更新待っております! (2020年8月29日 17時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - コノハさん» コメントありがとうございます。更新がんばりますね! (2020年8月5日 22時) (レス) id: f75307f7e7 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - もっと書いてください (2020年8月1日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み | 作成日時:2020年3月15日 18時