落ちてきたのは影の世界のお姫様【undertale】 (ページ6)

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◇Floweyと再開◇ ページ6

『…』ｸﾞｩｳ

お姫様のお腹が空いた音が部屋中に響き渡った

Toriel「あらあら。お腹が空いてるのね。今バタースコッチシナモンパイを作ってくるから待ってて！」

そう言い、Torielは部屋から出てバタースコッチシナモンパイを作りに行った

その間お姫様はというと、暇なのでキーボードを弾きながら歌を歌っていた

『Ah 回って回って回り疲れて〜♪』

からくりピエロが歌い終わるといつぞやの黄色の花がそこに居た

Flowey「綺麗な声だね。さっきはごめんね。つい、イラッとしちゃって。
ねぇ、僕と友達にならない？僕、君の声が気に入っちゃったんだ」

『悪いけど、友達は要らないかな。"また"裏切られるのはごめんだ。』

Flowey「また？どういう…」

ガチャリと扉が開き、Torielが美味しそうなバタースコッチシナモンパイを持ってきた

Toriel「はい、A…召し上がれ」ニコッ

TorielはAにバタースコッチシナモンパイを渡した。

Toriel「あら？貴方は…よく人間を殺そうとしてる悪い魔物じゃない！何故ここに！？あ、Aを殺しに来たの？」

『Torielさん、Floweyはただ僕の話し相手になってくれていただけだよ。大丈夫』

お姫様はバタースコッチシナモンパイを頬張りながら、そう言った

Toriel「それならいいのだけど…。」

Flowey「そうそう！僕らは話していただけだよ」

『Floweyも食べるかい？』

お姫様は二切れあるうちの一切れをFloweyに渡した。

Flowey「…ありがとう」ニコッ

Floweyはお姫様から貰ったバタースコッチシナモンパイを頬張った

Toriel「(心を開かないって言ってたけど、本当はそんなこと思っていなさそうね。なんだかんだ言ってちゃんと人の事を想っていて偉い子じゃない。)」

Torielは二人の様子を見ながらそんな事を思っていた。

そして、Floweyとお姫様はバタースコッチシナモンパイを食べ終わると、仲良く夢の中へ入っていったのだった。

◇