検索窓
今日:19 hit、昨日:1 hit、合計:1,182 hit

ムサシside ページ32

前世で目の前でアイツらが死んで
やっと仲直りできたのに
やり直せると思ってたのに
目が見えなかった俺だけど
最期のアイツらは2人で死ねた事に幸せを感じたんだと思う

そんな俺が今世で吸血鬼になって長い年月を生きていた中でまたアイツらに会えた
一角も五四郎も敵だったけど今世で同じ吸血鬼で
同じ酒好きなのもあってすんなり飲み友になるくらい仲良くなった

たまたま酒を飲みに行った帰りに
レイとジューゴを見かけた

嬉しかった
アイツらが生まれてきたことに

アイツらが笑って過ごしている所を

今世でアイツらはまともな大人のもとで過ごしていること全て

吸対に入って吸血鬼を取り締まっているのを遠目で何度も見かけた

俺の事を覚えてるだろうか

その事だけが頭の中でぐるぐると回った

話しかけて不審者と間違えられて嫌われるかも

ナンパと勘違いされないだろうか

ネガティブな事をつい考えてしまう俺がいる

一角にも言われた

一角『うじうじしてねーでさっさっと会いにいけよ』

それが出来たら苦労はしない

レイの顔を見るだけで心臓が痛いのに

ジューゴと楽しく談笑できる様になったのも少し時間がかかった事もあるんだ

まぁあの時はジューゴはボロボロだったし
俺は少し人間不信だったのもあるけど

五四郎『ムサシってさ〜ジューゴとレイちゃんの顔本当に好きだよね〜』

酒を飲みながら五四郎はほにゃほにゃしながら笑った

『レイ……達の……顔?』

一角『お前無自覚かよ、あんだけアイツらの話する時アホ面してんのに』

……アホ面とは何だ失敬な

俺そんなに顔に出てたか?

五四郎『早く会って告っちゃえよ〜』

一角『前世の時からほんっとに一途だよなぁ引くわ』

『出来たらとっくにしてるし!』

俺はビールをおかわりした

ムサシside→←半田あけみside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年8月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。