毛利蘭成り代わりは名門魔法学校を謳歌する (ページ4)

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小学生凛side

はや数年で私は小学生になった

あいも変わらずそこかしこで事件は起きては探偵が出しゃばる

そして、工藤家も執拗に私を狙ってくる

なんで入学祝いを息子じゃなくて私に寄越すんだ

しかもフリフリたっぷりのピンクのワンピース

学校に着ていける訳無いだろ

工藤有希子に少し遠慮がちに断っても

【謙虚な女の子】としてしか見られず余計に気に入られた

両親達も思う事があったのか断ってはいるが向こうのゴリ押しが強い

小五郎「有希ちゃんはいったい何を考えてるんだ？俺達の娘ばかり甘やかして…」

英里「まだ凛が謙虚で良識がある子だからよかったものを…普通ならワガママどころじゃなくなる性格になるわよ…」

やはり両親も悩んでいた

まぁ、自分達の幼馴染が自分の子どもより幼馴染である自分達(毛利家)の子どもにご執心なのだから心配もするだろうな〜

「…お母さん、お父さん」

小五郎「！凛？どうかしたか？」

英里「どうかしたの？」

「…私って工藤君のお嫁さんにならないといけないの？」

両親「え？」

「有希子おばさんが毎度会うたびに言ってくるの…」

「しんちゃんと凛ちゃんが結婚したらいいのにね～とか凛ちゃんはしんちゃんのお嫁さんになって美人姉妹って呼ばれてみたいとか」

両親「えッ」

そう両親が知らないのは当然だ

なにせ工藤有希子はふたりがいない間は基本的に私をお嫁さんにきてほしいだの何だのばかり言ってくる

小五郎「そ、そんな事ないぞ！？恋愛ってのは誰だって自由だ！なっ！英里！？」

英里「そ、そうよ！私達はたまたま、好きになったのが幼馴染ってだけで、幼馴染＝結婚相手はちがうわ！ね！あなた！？」

「有希子おばさん、新一君にもずっと同じ事言ってるよ、凛ちゃんはしんちゃんのお嫁さんなんだから優しくしないと〜とかずっと」

両親はついに顔を青くした

両親(それって…洗脳じゃね？？)

と思ってるみたいな顔をしている

小五郎「とりあえず、今度の休みは工藤家に行って…注意しにいくか…」

英里「わ、私も行くわ…」

改善されるといいんだけどな～